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REPORT - 218 │ 峰崎医院(怪獣病院/龍の砦/龍の籠)

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 伊豆 怪獣病院 渡邊洋治 龍の砦 籠


静岡県│峰崎医院


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 峰崎医院(怪獣病院/龍の砦/龍の籠)


静岡県の伊東市、そこに建築デザインの関係者からはとても有名で最近に成って廃墟好きがチラホラと取り上げ始めた廃病院の物件が残されている。特徴ある概観造形から幾つかの呼称を持ちながらその実体を詳細にまとめたサイトは皆無、そして情報源も殆ど見付ける事が出来ない不思議な廃墟。


新宿の軍艦マンションに代表される渡邊洋治氏が手掛け、「怪獣病院」や「龍の砦」と呼ばれる謎多き今回の物件をご紹介したいと思う、恐らくウェブ上では初めての情報を織り交ぜながらエントリーを開始しよう。


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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 伊豆 怪獣病院 渡邊洋治 龍の砦

廃墟が好きな方には「怪獣病院」と呼ばれているこの物件、廃墟年齢は凡そ20年程。しかし建造物としての歴史は更に数十年遡る事に成る、建築を手掛けたのは日本建築家としても異端と評された渡邊洋治。故に建築関係者や建築デザインなどの学科を有する大学の教授、学生などは稀に訪れる事があるそうだ。


しかし資料書籍やウェブサイトに至っても内部の写真が全く無い、これは何故なんだろうか。


そもそもこの廃墟には疑問点が何かと多い、既述の内部写真についてもそうなのだけれど呼称名が多い事、この廃墟が本当に病院だったのか(外見から病院とは思えない)、そして何故最近(2011年辺りから)に成って廃墟好きに注目され始めたのか、等々。


これはシッカリと調べてみたい、そう思った。


一応売り物件なので不動産経由でのアポイントメントも考えたが購入意思がある訳でも無い、と言う事で管理されている方に直接交渉し撮影とお話を聞かせて貰う事を要請、了承して頂いた。尚、この管理者さんはこの建物とは色々と縁がある方で不動産会社を介さず所有者から直接管理を任されている。それ故に大学関係者やマスメディア意外の一般の撮影などの問い合わせには応える事は出来ないそうだ、またこの人物に関しても詳細をお伝え出来ない事をご了承願いたい。


写真解説:入口手前部分 - photograph:+10


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まずはこの物件の建築を手掛けた日本建築家、渡邊洋治と言う人物を説明していこう。


渡邊洋治 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e6%b8%a1%e9%82%8a%e6%b4%8b%e6%b2%bb


陸軍船舶兵出身と言う珍しい経歴の持ち主で建築デザインのその影響が散見出来る事で有名と成った、冒頭でも書いた様に軍艦マンション(第3スカイビル)のデザインを主導した事は建築デザインの世界では知らない者が居ない程のインパクト。RC技法がメインの様に語られるけれど実は日本古来の木造工法が得意分野で今回の物件とも深く関連するので頭の隅に留意しておいて欲しい、陸軍船舶兵時代の影響で戦艦などをモチーフしたデザインが多く、またなどをアレンジした造形も好んだ様だ。


写真解説:入口上部部分、円状の吹き抜けと成っていて屋上が垣間見れる


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それでは管理人さんに開錠して頂くとしよう、恐らく内部の写真は現在ウェブ上には存在しない珍しい物に成る予定だったのだけれど諸事情でスケジュールが押してしまい、来訪時間が日没付近と成ってしまった。またその後の別取材も控えていた為に三脚やバッテラを用意出来ずにハンドライト+手持ちの撮影で少々絵が荒い事をお詫びさせて欲しい、申し訳ない。その内再度時間を作り、シッカリと資料写真を撮影して来たいと思う。


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玄関に入ると建物内は兎に角真っ暗だった、殆どの雨戸は降ろされていて大きなサッシなどは板で目張りされているからだ。また屋上部分の吹き抜けや登攀出来そうな場所には有刺鉄線が張られていた、これは一体どう言う事だろうか。


管理人
ああ、コレね。第一に泥棒対策なの、多いのよこの建物に入ろうとする輩が。態々他県から深夜に来て盗みに来るんだよ、何も残ってないのになぁ。


nee
まあ概観が凄いですから、貴重な品々が残されていると思っても仕方ないですよね。


管理人
一度や二度じゃないしなぁ、警察沙汰なんて本当に何回も。それと近所の悪ガキ共がね、色々と。


nee
それが第二の理由ですか。


管理人
そう、肝試しで夜中に来たり面白半分で侵入しようとして。だから登れそうな場所には有刺鉄線を張ったの、泥棒も悪ガキも中に入りたいから色々と探すんだろうね。目ぼしい場所は全部目張りして、屋上のサッシはコンパネで塞いだよ。


nee
結構大変な物件なんですね、最近は何か在りました?


管理人
最近も何も、年がら年中飽きもせず変なのが来る。本当に面倒、外から眺める位は何も言わないけど土地の中に入ったり登ったりは泥棒じゃなくても警察にすぐ通報する様にしてる。


これは初っ端から重い話を。


どうやら管理で随分と苦労されている様だった、事前連絡をして来訪するのはやはり大学関係者位なもので去年にも早稲田大学建築学科の先生と生徒が訪れたとか。


写真解説:玄関から外側を望む、右側は入口で左側は次階への階段。右後には広い部屋とキッチン、左後ろにはトイレが設置されていた。


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玄関から入って右側、最初の部屋。実は内部、とても狭い。渦を巻く様に斜面に建てられていて半階づつ部屋を設けている、一つのフロアには1部屋+2小部屋位の規模だ。そしてやはり暗い。


nee
それにしても余り病院って感じがしませんね、本当にこの物件は病院だったんですか?


管理人
ああ、建てられた当初は確かに病院だったよ。その後は一般の人が住んでたからその所為で生活観があるのかもねぇ。


nee
ああ、やはり病院だったんですね。


管理人
この家、「怪獣病院」って言われてるでしょ。元々は病院に来る子供達がこの建物を見て怪獣、怪獣って。それでいつの間にか「怪獣病院」って呼ばれる様に。その後に別の病院が入ったんだけれどその時も地元では変わらず「怪獣病院」って呼んでる人が大勢居たなぁ。


※ この辺の歴史は後程詳しく記載します


写真解説:1階メインフロア、兎に角何も残されていない。


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1階フロア奥には病院運営時代薬品庫と使用されていた部屋が在った、その後一般住宅化してからはキッチンとして使用された様だ。これだけ狭いのに迷うのはこの様な小さな部屋が複雑に配置されているから、管理人さんも偶に入ると部屋を間違えるのだとか。


写真解説:綺麗に見えるが至る所で腐食が進んでいる、そしてカビ臭い。


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玄関から斜め右側の部屋を抜けると二手に分かれる、左側は1階から半階上がった部屋へ。右側の階段は吹き抜けの中心を沿う様に巻かれていて各部屋へ繋がっている、建物の中心部なので光が殆どなくて真っ暗だ。


写真解説:床は赤い絨毯、内壁は同一のクロスで統一されていた。最上階だけは和室なのが少々違和感。


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最上階手前まで登って来た、左側には小さな風呂が設置されているのだけれどこれが半分露天って言う。中々贅沢な造りだ、何しろ部分的なデザイン一つとっても凝っていて大工さんは相当苦労したのではないだろうか。


写真解説:実は床の腐食が進んでいて一部抜けそうな場所も、柱などはまだ大丈夫そうだ。


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管理人さんの好意でコンパネを外して貰い、屋上へ出る事が出来た。そしてココに来て管理人さんから面白い話を聞く事が出来たので掻い摘んで記載しよう。


管理人
この家が「怪獣病院」って呼ばれてる事の由来はさっき話たでしょ、でも建築関係の人や大学の人なんかは「龍の砦」とか「龍の籠」なんて呼ぶ。


nee
建築家の渡邊さんが龍のデザインを多用するからですよね、実際この渦を巻く姿が龍に見立てられて作られたと聞いています。


管理人
いやね、それ。実はちょっと違うんだ、確かに龍の意匠は含まれているけれどこの家は船なの。解るかな、サッシの上の棒みたいなの。アレはパドルとも見れるし戦艦の砲身にも見える、上に登れるから全体を見るといい。船の形してるから。


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管理人さんに「この家は船」、そう言われてから注意深く細かなデザインを確認していく。陸軍船舶兵出身の「狂気の建築家渡邊洋治。確かに彼は龍と共に、またそれ以上に「船」を意識した建築を多く手掛けていた。二つの要素が重なり、目からの情報で認識しやすい「渦」を龍の意匠として捉えても何らおかしくはない。


しかし成る程、言われて見ればやはりと言うか。この家は「船」なのだ、管理人さんからこの時細かく説明されたのだけれど部分的な、そして本当に細かな所で確かに「」である事を主張している。


調べて見ると建築した本人である渡邊洋治氏がこの家を「龍」と表した事は無い、あくまで作品資料の作品名に便宜上付けられた名称が「龍の籠」だが渡邊氏、最初にこの家の建築を依頼した峰崎氏(後に詳細記述)共にこの家は「」だと近しい者に語っている(聞き取り調査による)。


未確認の話によると軍艦マンション(第3スカイビル)の原案をこの家で試みたとの情報も得た、総合するとこの家は戦艦や軍艦と言った船をモチーフにデザインされたと結論付けても良いだろう。因みにもう一つの呼び名「龍の砦」は作品集にもその他の資料にも表記が無く、恐らく「龍の籠」をどこで誤解した結果と思われる。


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ああ、こりゃ船だ。ここまで来てやっと理解出来た。


写真説明:螺旋状の最上階(屋上含む)には展望台が設置されていた。


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船首上部、ウェブ上で龍の口と噂される部分は実は船の船首だったのか。と、言うより龍のトグロと船を合擁したデザインと言うべきか。


しかし見晴らしが大変良い、遠くを望めば相模灘。山の斜面に建設されている為に付近の町の眺望も素晴らしい、住宅地故にこの異彩を放つ家は一段と目を引くのも納得だ。


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ウェブ上に掲載するにはちょっと危ない話も交えながら管理人さんから色々とお話を聞く事が出来た、日も沈んで暗く成ってきたので今回はこの辺で引き上げるとしよう。


今回は有難う御座いました、今度はお酒持参でお伺いしますね。


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この後コンパネを再度設置、施錠を確認して管理人さん宅にて再度お話を聞きました。大変興味深く、また新たな事実も色々と判明したので机上調査と合わせて記載したいと思います。


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この家の正式名称峰崎邸(峰崎医院)と言う、竣工は1958年前後(1957年~1959年で情報が錯綜してます)。ウィキペディアや他のサイトでは1968年に建築されたと在りますがそれは大きな誤り、その誤解を招いた一つの要因についても語っておきましょう。


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これだ、この銘板に刻まれた1968年の文字がその後の記録に誤解を生んでしまった。しかし思考を巡らせて欲しい、この家は当初「峰崎邸/峰崎医院」として建築されている。それなのに名前には「鏑木」と在る、これは一体。


まずは簡単にこの家の歴史を記載したいと思う。


1958年 - (前後)元軍医だった峰崎氏が同じ軍の出身である建築家・渡邊洋治氏に自宅のデザインを依頼


この時軍医を引退して暫く小児科医として活動していた峰崎氏は自宅を邸宅兼病院として運営出来る様に、そして少々変わったデザインをと渡邊氏に依頼した様だ、完成後は「峰崎医院」として病院運営が開始される。


またこの時期に管理人さんの友人が幼少の頃にこの病院でお世話に成っている、その当時から子供達からは怪獣みたいな建物と評判に成り「怪獣病院」と呼称される様に成ったと聞いたと言う。


約10年間の病院運営を続けて居たが峰崎氏が無くなってしまう。


1968年 - 現在でも所有権を擁する鏑木氏がこの土地と家を購入


この時に購入の記念に製作した銘板が写真の物だ。つまり鏑木氏が渡邊氏に建築を依頼した訳ではなく、購入した記念に銘板を設置。それが資料製作時にその間々記載されてしまったと言う訳だ、早稲田大学の建築学科はこの事実を確認していて今後の出版物では訂正していく方針だと聞く。


購入後、同じ医師だった鏑木氏はこの家で前所有者と同様に邸宅兼病院として運営を開始する。中には小児科と勘違いして訪れる患者さんも居たらしいが鏑木氏は通常の内科として診療していたそうだ。


病院運営は1982年に鏑木氏が亡くなるまで続けられた。


1982年 - 平塚市浅間町の女性がこの邸宅を一般住宅として借り受ける


この女性に関しては全くの一般人なので詳細を記載するのを控えよう、ただこの期間も現在に置いても所有者は鏑木氏の血縁である鏑木家が有しており、管理人さんに管理を委託しているのもこの鏑木家だ。


1993年 - 女性が転居


同年から住友不動産販売(熱海営業センター)が委託管理、売り物件として現在に至る。


最後の住人が転居してから今年(2013年)で丁度20年を迎えた、廃墟と言うか無人化して20年間。その間に家屋の内部、外装共に腐食が進んでおり、管理人さん曰くとても人が住める状態ではないと言う。実際内部を見学させて頂いての感想としては同感で現状の間々では即入居と言う訳には行かない程。


建築関係者や早稲田大学の中には渡邊洋治の作品として、建築デザインの貴重な資料として補修して保存しようと言う動きも小さくでは在るけれど在る様だ。しかし行政の協力も得られず、資金源が間々成らない状況で20年の月日が流れてしまった様だ。


不動産関係者に話を聞くと「人が住めるレベルまで補修工事を行うと家が別に一軒建ってしまう」との事、鏑木家も思案して家を解体してスケルトンの土地として販売を考えた事も在るそうだが土地だけでは殆ど価値が無く、解体費用だけがその間々赤字と成るので放置せざるを得ないの様。


写真解説:この物件の建築年代を勘違いさせた記念プレート - photograph:+10


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気に成った方もいるかもしれないが度々出てくる大学名が在る、そう早稲田大学。なぜこの伊東市の住宅街の建造物に早稲田大学の名前が頻繁に出てくるかと言うと。


それはこの家の建築を手掛けた渡邊洋治氏の経歴を見れば納得して貰えるだろう、今一度冒頭の氏のウィキペディアを参照して欲しい。そこに記載されている様に1954年から早稲田大学の吉阪研究室助手として勤務していた事に起因する、因みに吉阪研究室の吉阪とは渡邊氏の建築家としての師匠にあたる吉阪隆正氏の事だ。その後1973年まで早稲田大学とは深く関係して行く、大学を離れても早稲田大学の建築学科とはパイプを持っていた様で何かと生徒の面倒を見ていたと記録にも記されている。


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最後にこの峰崎医院跡について最も勘違いされている部分を訂正する内容を書きたいと思う。


先の説明の通りに銘板の記載のおかげで中期のデザインとされる事が多いこの物件、細かく調査して行くと実は1958年前後と言う初期の作品だった事実が浮き彫りに成る。また同じ読み方の嶺崎医院(1956年)とも混同されるがこれは建築関係者だけの物なので一般認知度は低いだろう。


多岐に渡る誤解を生む外見も歴史も不思議なこの物件、その施工方法も実は誤解を生む物だったのだ。


この物件が作品紹介などで説明される時に建築技法が必ず記載される、そしてそこにはこう書かれている。


「RC構造(鉄筋コンクリート構造)」


目の前で見ても疑問に思わずそう思い込んでいた、のだけれど…。管理人さんが最後に一言、「これ木造なんだよね」。


えっ?


管理人
いやさ、大学生なんかにも説明するとビックリされるんだけれど。良く見て、表面は確かにコンクリートで薄く化粧して在るけど。この建物は全て角木(木材)を同じサイズに裁断して並べて在るの、化粧(コンクリート)が剥げた所見ると木目が見えるでしょ。


ええぇぇええ。


本当だ、これ木造。あれ、すっかりと勝手にコンクリート打ちっぱなしだと思い込んでた。いや、でも言われても俄かに信じられない。でも、うん。凄いなコレ、全部木じゃないですか。


改めて敷地内をぐるっとして外壁を注視すると成る程、こりゃ立派な木造でした。屋上のシャッターみたいなサッシも実は木製でコンクリートの色で偽色塗装されていたのだとか、ありゃー気付かんかったー。


最後に一番驚く事実を教えて頂きました、いやビックリ


写真解説:木目が確認出来る外壁施工面 - photograph:+10


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管理人さんや周辺住民の方が曰く「泥棒や悪戯、肝試しは勘弁して欲しい」との事、概観を道路から眺めたり写真を撮る位なら誰も何も言わないと。周辺住民もこの物件が何かと注目されているのは周知の様でトラブルが無ければ問題視しない方針だと言う。


それにしても概観のインパクト以上に実に沢山の歴史と独特のエピソードを持った不思議な物件だった、久振りに調査が楽しいと感じたし沢山の協力も得られたしと満足の行くレポートをお届け出来たと思います。


今後この「怪獣病院」がどうなるのか、大きな動きが在りましたら追加エントリーで皆様にお伝えしようと思います。


本日は以上です。


アプローチ
国道135号線から県道108号線を伊東線宇佐美駅方面へ。そこから私道を2本経由して川を越えた住宅地に在ります。


地図リンク
http://goo.gl/maps/Wx1I2


photograph - nee


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