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REPORT - 220 │ 赤沢八幡野連絡道(赤沢八幡野連絡橋)

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋


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静岡県│未完成ループ橋(赤沢八幡野連絡橋)- 廃道 後編


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 赤沢八幡野連絡道/八幡野開発工事連絡路


文字数制限分割エントリーと成ってしまった赤沢八幡野連絡道のレポート、本日は後半と成ります。前回の訪問と前半のお浚いは以下のリンクよりどうぞ。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃虚 廃道 随道 秘境 廃橋


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋


早速ですが前半部分の最後尾から続きのレポートをどうぞ。


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それでは本格的にこの未開発区間(開発が中断した廃道)をご紹介して行きましょう。


まずこの別荘予定地へのアプローチは3箇所残されています、これは行政に残されている事業計画書にも掲載されている物で工事車両の通行を拒否した為に南側からのアプローチを余儀なくされて造成された廃ループ橋北側からのアプローチ(分譲後に赤沢別荘地へ抜ける為に予定されていた道で現在は廃道)、そして計画段階から近隣住民の反対に在っていた当初の開発道。この3本のどれかから入山する事に成ります、今回はハッキリと確認が出来た当初の開発道へアプローチ


開発道に関する近隣住民の拒否運動に関する内容は前回のエントリーから引用しよう。


結構危ない場所も在るので凡そですが地図画像を、こんな感じです。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋 別荘予定地はこの2箇所


http://goo.gl/maps/xy710
http://goo.gl/maps/H2hll


廃道へのアクセスは容易ではなく、計画時の通行路より更に北側の現在の赤沢別荘地と一番隣接する場所からアプローチする事に決定。本当は崩落場所からアタックしたかったのだけどそれはまた次の機会としたい、いやします絶対。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋 1976年の航空写真を確認するとまだ落ちてない橋とそこから続く開発の為の工事用車道が延びている事が解るだろう、地図内の朱入れされている場所が今回の目的地だ。


この斜線の印は原本に描かれている物で当時の事業計画が地図製作でも大きな改定場所として認識されていた事が如実に解ると思う。取り合えず今回は廃道の全貌を明かすには時期が悪いのでこの場所を目的地に据え、真夏の怒M藪漕ぎを慣行したい。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋 この地図は1976年に撮影された航空写真、それに現在の地図に記載されている道を重ねて見た。


この朱入れされている場所、計画当初では別荘地区画では無かった。と、言うのもループ橋(赤沢八幡野連絡橋)からも赤沢別荘地からの連絡道からも、遠い。また立地も丁度山と山の谷間なのも造成の難しさを指摘されていた。しかし開発に着手した不動産会社の見込み利益が南側と北側だけでは回収に時間が掛かる懸念され、計画見直しの際にこの中央部にも整備区画を割り当ててしまった。


工事用の通行路からは近いと言う利点も在ってその後この部分の斜面は急ピッチで削られる事に成る、それがこの朱入れの部分と言う訳だ。紆余曲折の一番新しい造成地で在れば何か当時の痕跡を見つける事が出来るだろう、そう思って目的地に据えたのだけれど…いや、これが…ねぇ。うん、まあ後述しよう。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋 この航空写真も先程同様に1976年に撮影されたもの、数ヶ月先の物で道路や建造物の設置が進んでいる。幾つかピックアップしてキャプションを付けてみよう。


① 当初の開発予定区画(A区画)
開発区画の把握の為、最初に整備が開始された場所、確認する事が適うならば恐らく一番道路の痕跡などが色濃く残っている筈の場所だ。


② 当初の開発予定区画(B区画)
開発が容易な場所に計画された区画、道路の整備は比較的初期にされた。しかし場所は近いのだけれど斜面の傾斜がキツかった所為で土地整備は遅れていた様だ。


③ 計画見直しによって新に加わった区画(D区画)
この区画は先程詳しくお話した通り、今回の目的地と成っている。


④ 工事関係のプレハブなどが設置される予定だった場所
この場所は工事関係者用のプレハブが数棟建設予定だった、また別荘地が完成した後は不動産業者の管理棟を建設する予定だった様だが結局どれも設置される事は無かった。


⑤ 当初の開発予定区画(C区画)
赤沢別荘地の通行路、崩落したループ橋共に一番遠い場所に位置する開発区画。しかし区画整備は当初より進められ、拡大写真で確認すると一番最初に工事関係者用のプレハブが2棟設置された場所。この場所も何れ調査予定だ。


今回の探索では廃道を確認する事が一番の目的だ、調査によって廃橋、開発区画、道路整備などに関してはある程度判明したのだけれど実際の痕跡を見付けるまではやはりモヤが晴れない


晩秋、ブッシュが薄くなった時期に3度目の正直として全ての廃道を明らかにする予定だけれど今回は兎に角「開発の痕跡を発見する」事に重きを置く様心掛けた。


地図上のポイントで言えば廃道+①が発見出来れば上出来だろう、それではいよいよ廃道へアクセスする事にしよう。


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正確なアプローチポイントは近隣住民の迷惑になりそうなので控えさせて欲しい、兎に角現段階で一番廃道から近い場所から山間部へ入る事にする。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋 この辺とだけ。


そして2分程GPSを確認しながら廃道方面へ歩を進めると道らしき痕跡を発見出来た、どうやら正解の様だ。GPSの位置情報もほぼ廃道上に位置している、ここから南下してみよう。


と、言うか。


やっぱり在るじゃん、廃道。6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋
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初っ端からコレもんですか、まあ予想してたブッシュよりは薄い様なので助かった。倒木は人の手が入ったと言うより開発当時に簡易整備(土砂の凝固+掘削)されていた両側面が豪雨などで滑り落ち、一緒に倒れ込んでしまった様に感じた。


しかし道路痕自体は確実に人の手が入った事を示していた、これは更なる開発の痕跡が発見出来る事を予感させた。
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等高線が若干集まってくる地点、GPS上でも同様の場所。道幅が極端に狭く成ってきた、そしてブッシュが濃い。


しかし写真を見て貰えれば分かる通り、両側面(写っている場所では左側)に関しては太くて樹齢の高い木々が茂っているが廃道上には若く細い木や草などしか生えていない。つまりここも立派に道路として簡易整備され、そして使用されていたのだ。


ただ気に成るのは左側は本来道路より隆起している筈がむしろ2メートル程沈み込んでいる、これはどう言う事だろうか。整備不良の為に自然に滑り落ちたのだろうか…。


いや、違うぞ。


ココが分岐地点なんだ、フラットな道でY字の分岐を予想してたけれど下方の沈み込みを確認すると人の手で造成した形跡が見て取れる。と、言う事はこの分岐を左側に進めば今回の目的地とした新しい整備区画(D区画)が姿を現す筈。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃墟や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃墟 廃橋 未完成ループ橋 赤沢八幡野連絡橋 分岐を左側に進むと左側面はキツイ傾斜、右側面は緩く落ち込む大きな造成跡に辿り着いた。


ココなのか。


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写真で確認して欲しい、いたる所に崩れ落ちた石垣(と、言うか恐らく造成用の石材)が散乱している。そして付近一帯が新しい木々しか群生していない、うん…間違いない。ここが計画の見直しで新に加えられた別荘開発区画、D区画だ。


だが、しかし。


1976年の航空写真ではアレほど綺麗に剥ぎ取られていた斜面がスッカリと自然に帰っている、期待していた基礎部分の工事跡や工事機器などの残留物は見付ける事が出来なかった。それでも確実にココに人が手を入れた(と、言うか人が来た)形跡を見付ける事が出来た。


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コカコーラの空缶だ、パッケージを確認する。コレで開発当時のデザインなら決定的な物的証拠に成る、帰宅後にコカコーラ社の国内における缶デザインを参照する。(缶底のロットナンバーは不明瞭で読めませんでした)


んんん?


このデザイン、1991年だ。


いや、ちょっと待て。この八幡野別荘地の開発は1970年代中盤に行われ数年で頓挫、それから再開発などの話は何度か持ち上がったけれど1991年と言えばバブル崩壊の年だ。そんな時期に再計画など企画される訳も無いしそもそも頓挫から既に15年程経過した山中に確認に来るとも考えられない、あれー?


しかしこのコーラを飲んだ主は明らかに1991年にココに居た事に成る、誰が何の為に一体。


因みに現在の350mg缶、通称”豚缶”は1970年代の中盤には既に国内のコカコーラ社が採用している、しかし決定的に違うのはフラットデザインだったと言う事。当時の豚缶はそれまでの250mg缶をその間々大きくした様なシンプルな物だったのだ、しかしそれに近い空き缶は残留物の中には発見出来なかった。


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このD区画から先は急にブッシュが濃くなって行った、そして緩やかに下っていた道は再び登りへ変化しつつある。道が不明瞭に成って来た事とこの先の廃道が若干複雑化する事を考慮、先程の分岐まで引き返してもう一本の枝道へ行ってみる事にした。


※ 今後再訪してこの先の廃道に関しても補完する予定です。
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緩やかな登りを引き返す。分岐点の北から見て右側の枝道へ入る、少々濃いブッシュを越えると広い廃道が姿を表した。そしてココに来てハッキリと造成跡の痕跡を見付ける事に、抉り取られる様に二車線分の廃道の側面に写真の様に太い電線が走っていたのだ。


工事用の電力供給に使用されたと思われるこの電線、直系にして200mm程、そしてとても重い。地中から顔をだしたり埋まったり、良く見ると今来た廃道沿いに走っている様だ。


確認の為、面倒だったけれども分岐へ再々度戻ると北側へ折れていた。推測としては最初に区画整備が開始されたA区画へ伸びているものと思われる、が…途中で再び地中に潜り込んでしまってその先端部分を追いかける事は適わなかった。


電線発見現場に戻り、GPSで確認すると赤沢別荘地まで100mを切る距離まで来ている。この間々進めばアプローチ地点とは違う別荘地の道路脇に顔を出せるだろう。


そして少し歩いた頃だろうか、丁度相棒が「アニーにおまかせ」をフルコーラスで歌い終えようと言うタイミングだ。


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!!!


鳥肌が立った


あー、これは流石解る。


これだけ立派な掘割はこの廃道の中では初めて見る、相互通行が出来そうな位の道幅とクッキリと残る造成跡、開発は確実に行われていたんだ。


振り返ると「蒸着した甲斐がありましたね…」と相棒…おいおい、歌の流れから言えば「焼結」だろ?
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急にブッシュが濃くなって来た、等高線とGPSを確認するとこの間々斜面を登りつめればアプローチポイントとは別の別荘地内の道路脇に出るだろう。


さて、最後にこの赤沢八幡野連絡道について少し語るとしよう。


ここまでこの廃道パートを読み進めて来て疑問に思った事はないだろうか、そう…”アスファルト”が見て取れないって事実だ。今回確認出来なかった廃道区間、土砂の堆積によって埋もれている…そう考える事も確かに可能だろう。しかし幾ばくかの廃道を歩いて来た経験上、廃道歴数十年のアスファルト廃道にこれだけの草木が生い茂る場面を見た事がない。この赤沢八幡野連絡道には廃道上に実に多くの樹木が群生していた、これは初めからアスファルトは敷かれていなかったとは考えられないだろうか。


これだけ大規模な区画整備において、だ。隣接する赤沢別荘地は開発当初からアスファルトは整備されていた、しかし記述の通り問題が山積する開発状況において正しく開発が行われたかは疑問が残るところ。


また赤沢別荘地から予定していた工事車両の通行、これらが地域住民の反対にあって赤沢八幡野連絡橋(廃ループ橋)の設置に至ったのはこの山道から出入りする車両のタイヤ、その状態に問題が在ったのではないだろうか。


簡易整備されただけの通行路、勿論タイヤには大量の泥などが付着する。その状態で走行された別荘地内の道路は言わずもがな、ましては閑静な別荘地での大型車両の騒音も相まって反対するには最もな理由が挙げられる筈だ。


今後の最終現地調査をもって判断したいと思うのだけれど、恐らくはこの廃道にアスファルトは敷かれていなかったと予想される。統一されていない企業の開発運営、利益を重視した見直し案、そして倒産が近づいていた不動産業者の開発工期…これらを総合的に判断すとこの廃道も開発計画においてずさんな管理状況だった、そう判断されてもおかしくないと思える。


法改正も時期的にタイミングが悪かったとは言え、この別荘地の開発にはまだまだ明かされていない問題点や事実が隠されていそうで興味は尽きないのです。


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更に少し歩いた後に別荘地の道路脇に出て廃道が終わりを告げた、廃道の先端付近は写真の様につい最近伐採された若い樹木の切痕が数本。ここからこの廃道に出入りする人でも居るのだろうか、若しくは山菜取りか。


最後の最後にちょっとした疑問点が増えてしまったけれども現地レポートはこれで終了したいと思います、全ての廃道を明らかに出来なかったし小さな疑問はまだまだ残っている物件、赤沢八幡野連絡道。もう一度藪の薄い時期に再訪して今度こそ全容を明らかにしたいと考えています、それではこの複雑で問題が山積した別荘地開発の簡単な年表と言うか、まとめの解説を書きたいと思います。


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1973年 市内の不動産会社が八幡野の山間部に別荘地を企画
1974年 具体的な開発計画が複数の企業賛同の元に決定
1974年 山間部の土地開発に関する法律が改正
1974年 ~1975年の間に八幡野別荘地の開発開始
1976年 赤沢八幡野連絡橋(廃ループ橋)が完成
1977年 主導した不動産会社が倒産し開発が中止(倒産は1978年とも)


・放置期間 (時期詳細不明)何回かの再開発の企画・計画が出るも具体化せず
・放置期間 (時期詳細不明)土地の管理・利権が分散化
・放置期間 (時期詳細不明)開発区画の一部が県外の企業によって買収される


1993年 行政が赤沢八幡野連絡橋(廃ループ橋)の崩落を確認


この様に開発が頓挫してからと言うもの、この山間部の区画を巡っては県内外を含む複数の企業が手を入れしまいます。その為にどの企業が再開発や造成を再開するのか、また廃ループ橋や残されたインフラの撤去を行うのかが一筋縄では行かない状況を生み出してしまいました。


複数の企業がバラバラに入手した土地と成っている為に行政が主導して再開発や撤去などを行うのも難しく、残されている資料も僅かな為に正確な情報も入手し辛い訳です。また区画整備と通行路、ループ橋、インフラなど別々の企業が行っており、これも問題の複雑化を招いている一端と言えます。


今回のレポートは多岐に渡る取材、現地調査、机上調査、個人資料、行政資料の部分抜粋でまとめた物です。なので記載した内容が全て事実とも限りません、また推測も含まれている為にあくまで数多の情報を一本化した内容として読んで頂ければ幸いです。


本日は以上です。


アプローチ
国道135号線から伊豆急行線の陸橋から八幡野住宅街に枝を折れます、赤沢住宅街へ向う途中、この枝の道路途中に廃橋が見える筈です。


地図リンク
http://yahoo.jp/U-SiYx


photograph - nee


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