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福島県│翁島ペンション(幽霊ペンション)
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 福島県 翁島ペンション
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まだ解らない事だ沢山在りますが少々調査が進んだので報告出来る範囲で追加エントリー、上の追加エントリーバナーをクリックすると最後尾の追加報告までジャンプします。
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翁島ペンション再び。暖かく成ったら再訪すると書いておきながら暖かくなるドコロか一番寒い時期に再訪して来ました、積雪は2000ミリを超え、夏季成らば5分の行程を1時間掛けて進む。廃墟馬鹿は進むよ何処までも、雪が降っても槍が降ってもカメラと三脚を担いで何処へだって行くのです。
前回のレポートは下記リンクから。
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最初の写真はペンションへ向かう路地の中間地点、この時点で既にスタートから40分程経過。まだペンションは見えて来ません、絵としては雪山登山ですが2000ミリの雪の下には道が在るのです。
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雪に埋もれる幽霊ペンション、これだけ辛い行程を乗り越えてやって来ると怖いのは幽霊より疲労。もう疲れて果てて帰るのがシンドイっす。まだ中に入ってないのに帰りたくて仕方が在りませんわ、何しに来たのか酸素不足で既に忘却の彼方よよよ。
因みに玄関部分は雪に埋もれ、2階部分まで積雪が在る場所も。
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内部はこんな感じで、ペンション付近やペンション内部には無数に野生動物の足跡が。犬でも猫でもない、何でしょうねぇ。
いや、動物以外で。恐らくこの時期にこの場所に来たのはアタシらボンクラ共が初めてだと思うのですが如何でしょ、普通なら進入路の雪の高さ見たらまず帰るだろうし。まあそお甲斐あってこの廃墟と雪の素晴らしいコントラストを拝めたわけですが。
しかし帰りが、ねぇ。ホント。
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2011年の夏頃から悪戯描きが消されたと報告が有ったのだけどコレはどうやら消したと言うより上からペンキ(もしくはスプレー缶)でレンガと同系色で塗装した様だ、有志の現状報告では他にも色々と変化が在ったそうで。
(写真は2010年の物、まだ悪戯描きは消えてない当時の様子です)
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獣の足跡、それとアタシらの足跡。撮影中にも数匹見掛けたけどなんの動物かは解らなかった。キリンかも。
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2階の便所、便所かっけぇ。廃墟に来ると何故か必ず便所を撮る。
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特に新しい情報が在って確かめに来た訳じゃない、勢緑の時期の方が画的にも綺麗なのは解るけれどどうしても雪のこの場所に再訪したかった…ってのは言い訳で。
大内宿の雪祭りを見に来たついで物件に寄ったのです、そしたら雪がもう。
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外から吹雪く雪が雪崩込んでペンション内の至る所で積雪してます、入れない場所も沢山在りました。正直2階部分はカナリ危ない状態でアイスバーン化している箇所も在り、もしこの季節に行くのならば撮影は限られた場所でアングルを考えなければ成らない面倒な作業と成る事を覚悟しましょう。
が、兎に角綺麗。雪+廃墟は正義でした。
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この場所、どうしても詳細が知りたくて猪苗代町役場の総務課さん、税務課さんに協力を要請。その後その調査結果を送って頂いたのですが内容としては「行政としては詳細を把握していない」と言う物だった。税務課の担当さんにお願いしたのは納税記録からこの建造物の詳細を辿れるかと思ったからなのだけれど上手く行きませんでした、残念。
今後何か追記出来る情報が在ったら記載します、うーん不完全燃焼ですわー。
2012.12.26 - 現在判明している事を追記しました
詳細を解明する為に行政へ協力を求めたのだけれど総務課、税務課共にこの建造物に関する記載資料は持ち合わせていないとの事。運用形態については把握していないけれど”家屋として認識しておりません”と回答を頂いた、つまりは商業運用だった事の裏づけは取れたのが幸いだろう。
個人所有の建造物である為、行政としてこの建造物をどうにかする訳にはいかず…かと言って招かざる来訪者が多数いるのは知っているので対策に困っている様だ。
有名な暖炉が残されているホール部分、このホールを囲みこむレンガの壁には沢山の悪戯描きが描かれては消され描かれては消されの繰り返しで随分と汚く成りました。また近年ではプリントシートを一面に貼り付け、それが剥がれて一層汚く成っている事も確認しました。
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スッカリと旬を過ぎたこの廃墟さん、以前は「おばペン(おばけペンション)」や「幽霊ペンション」、そして「グリーンランド」と沢山の呼名が存在したけれど今は昔。「翁島ペンション」と言えば「ああ、あの暖炉の…」って位に名称が浸透して来た、でこの翁島ペンションですが。
ハッキリ言って名称位しか解る事がなく、それも現場に残されていたスリッパから判明したと言う謎っぷり。行政から落ちて来た情報もお察しレベルでその全貌が全くと掴めなかった、そこで地元の方への聞き込みと既に廃業してしまった猪苗代町の元不動産会社の関係者さんに辿り伝でお話を伺った。
そこから判明したのは意外な事実でした。
翁島の観光開発
1973年位から猪苗代町周辺の本格的な観光地開発が計画され、既に温泉やスキーと言った集客スポットに加えて宿泊施設を増やそうと言う動きが翁島で持ち上がる。この時点ではまだ場所などの選定はされておらず、また地元住民が密集する場所は避ける形で計画は進められて行った。
地元の方のお話から判明する計画の雑多な部分
翁島周辺、実は大きく2つに別けられる。一つは既に整備されている田園地帯、猪苗代湖北西側には平地が広がっていて翁島周辺は田んぼだらけと言っても良い。残りの1つはその田んぼや畑の持ち主で在る地元住民の住宅街だ、1970年代前半において現在と大して変わらない風景が既に出来上がっていた事に成る。
と、すれば。
宿泊施設を建設する場所は本当に限られてくる、行政区分で管理されている自然保護推奨区と国有地、既にゴルフ場建設などの計画で抑えられている広い未開発地域を除くと地元住民の住宅街と隣接する小さな廃農家跡地や個人所有の森林地域しか残されていない。
まあ話の流れから解るとは思うのだけれど白羽の矢が立った場所、それがこの廃墟を生む事に成る翁島ペンション周辺の森林地域だったです。
お話を聞いた住民の方を含め、宿泊施設建設に余り良い印象は持っていなかったそうで。元々閑静な農村地帯から少しづつ発展した土地だけに余所者が頻繁に往来する事に反対だった様だ。
しかし行政としては手順を踏んだ建設の申請に許可を出すのは当然の事でして、1976年にはとうとう最初の宿泊施設建設が開始されます。
そう、ココで注目して欲しいのは「最初の宿泊施設」って言葉。
廃業した地元の不動産会社さんに話を聞く
これ、実は全く別の雑誌の仕事でお知り合いに成りまして。そこからたまたまこの地域の温泉宿の広報を手掛けた時にお話を聞いたってのが実際の所だったりします。
さて。
後の翁島ペンションと成る「最初の宿泊施設」の建設が開始されたのが1976年、建設に携わった建設会社や不動産会社の方ではないのであくまでその内容を知りえた人物とだけお断りしておこう。
建設場所はご存知の通り、まずは最近の航空写真を見て頂こう。
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Clik here to view.現在では森に囲まれ、南側は畑として綺麗に整備されているが開発が始まった当時は北側同様に木々に囲まれた鬱蒼とした区画だった。この場所に急遽アスファルトが敷かれ、伐採と地盤整備が急ピッチで行われた。
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Clik here to view.グーグルマップでも解ると思うけれどペンション北側に森の中を走る人工的なラインが見える筈だ、これってば実はアスファルトの道路跡。既に腐葉土で積み重ねられた土壌の下にはボロボロのアスファルトが目を出す筈だ。
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Clik here to view.国土地理院の地図では少々の行程さが、ペンション南側に向かってやや登りと成る。住宅が並ぶ生活道路から伸びる造成地への一本道は緩やかにカーブを描いて登っていたと記憶しているけれど地図で見れば一目瞭然、それではどの様な開発が予定されていたのだろうか。
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Clik here to view.これが開発が予定されていた道路の完成予定図だ、当初は更に南側まで道路が延びる計画だったけれど畑の地主さんが売却を拒んだそうで。
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Clik here to view.更に翁島ペンションを含む全9棟の宿泊施設が計画されていました、東側の建造物が少ない事、他に比べて小さい事はやはり近隣住民と無いかしらのトラブルと言うかイザコザが在ったのかなぁ…なんて思ってたら開発当時には家屋はまだ無く、理由は不明でした。
しかしこう見てみると翁島ペンションで予定されていた建造物の中では最小クラスだった様で、まあ確かに小さかったけれど。
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Clik here to view.計画とは違い、実際敷かれた道路は予定の約60%。建設途中で南側の大規模なペンションの建造は保留される事に成ります、これは1977年辺りから企業主導の観光開発から行政主導の観光開発にこの地域がシフトして行く為に当初の参入業者が建設を取りやめた事で開発区画が縮小された結果だとお聞きしました。
そして他の建設予定だった宿泊施設の参入業者も次々にこの計画から手を引き始めます。
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Clik here to view.1976年9月の航空写真です。
道路は北側のみにアスファルトが敷かれ、南側の大規模ペンションの建設区画は綺麗に造成が終わっています。翁島ペンションはまだ基礎工事の段階ですね、この時点でガスや水道の工事もほぼ完了していた様です。
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Clik here to view.本来であればこの様な感じで全9棟のペンション群が出来上がる予定でした、それでは何故最終的に翁島ペンションのみ建設が進み、そして他は事業から手を引いたのか。そして単独運営されていた翁島ペンションはどの様な実態だったのか、この辺も現在調査が進んでいてそう遠くない内に最終的な結果報告をエントリー出来ると思います。
随分と中途半端な内容ですが今回の追加レポートはココまでです、それにしてもこの物件は調べるのが大変ですわホント。
アプローチ
翁島駅から県道206号線を猪苗代湖方面へ、翁島駅と県道48号線の間丁度半分ほどの距離に旧車道の枝道が在ります。言葉では表現し辛い場所(森の中)に在ります、地図を拡大して参照して下さい。
地図リンク
photograph - nee
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