新潟県│赤谷鉱山軌道(赤谷鉱山/飯豊鉱山)
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 赤谷鉱山/赤谷鉱山軌道
前回に引き続き赤谷鉱山関連のエントリー、実は赤谷鉱山自体をご紹介しようと思ったのだけど余りに鉱山跡の内容が貧弱過ぎてその手前に鎮座するトロッコの廃線をメインに据えた。
赤谷鉱山、別名飯豊鉱山。この赤谷鉱山に向かう一本の廃線、それが今回ご紹介する赤谷鉱山軌道だ。正式名称は日鉄鉱業赤谷鉱山専用線、路線内容は国鉄赤谷線(鉱山延長路線)として東赤谷から鉱山に伸びる610mmゲージの専用線だ。鉄っちゃんでは無いので詳しくは解らんのだけど調べると中々歴史の在るトロッコが走っておったそうな、鉱山が閉鎖された後はレールや路線関係の遺構も順次撤去され、現在ではこの鉄橋が残るばかりと成る。
前回ご紹介した隧道群はこの赤谷鉱山軌道の終点、赤谷鉱山の谷を挟んだ場所に位置する。鉱山現役時は沢山の鉱山関係者があの隧道群を走った事だろう。
赤谷鉱山の歴史は古く、約200程年前に発見された後に鉄鋼業に最適な鉄鉱石が大量に在る事が解った為に採掘一時代を築いた。採掘出来る石質は結構な量で現在でも石が好きな方には素敵スポットとして知られている、そして廃墟好きには人気が無い。
まあ野生の熊の出没地なので命がけで廃墟探索ってにはいかないのも一因、そして廃坑がそもそも小規模なのも在る。当時は大規模な鉱山だったのだけど遺構が少ないと言った方が正解かも。
鉱山跡にはこの鉄橋を手前の崖っぷちから渡っても行けるし迂回して県道から直接獣道を辿る方法も在る、どちらにしても結構な酷道なので行く方はそれなりの覚悟と家族へ残す生命保険への加入をお薦めします、いやホントに。
赤谷鉱山に行く為には山道ルート(獣道)が現在では常套で藪漕ぎする事数十分でエラく長い階段を見つける事が出来る、それが鉱山への入口。
今回は鉱山へのアプローチはパス、正直面倒臭ぇです。実は色々と他にも関連遺構は在るのですが本当に面倒臭ぇんです、ダム下方部の山中にもボチボチ在るのですが行っても大した物は無いので隧道群の道すがら点在する関連遺構(地下隧道入口や廃線の隧道)などを探索された方が楽しいかと思いますよ。
日鉄鉱業赤谷鉱山専用線
国鉄赤谷線(鉱山延長路線)として東赤谷から鉱山に伸びる610mmゲージの専用線、赤谷線自体は鉄鉱石の輸送を目的として建設され、1922年12月に新発田~赤谷間が開通した。
しかし鉄鋼関連の資材価格が下落した事を受け、全線開業の予定が延期された。3年後の1925年、通常の路線として人を対象とした運行が開業し、第二次世界大戦中の1941年に戦略物資の確保を目的とした鉱山再開を受けて鉱山延長線を含む全線開通と成った。
1960年代後半から全国の鉱山が閉山し、1980年代後半には長い歴史に終止符を打った。同時期、有名な足尾鉱山も閉山した事を考えると本当に鉱山関連事業がバブル期に次々と閉山した事が解る。
アプローチ
新潟県新発田市の「加治川治水ダム」へ向かう道すがらに点在します、アプローチは新潟県道335号線を終点として国道、県道から沢山の方法が在ります。ダムへ向かう様に地図上で確認して下さい。
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