千葉県│小浦海岸
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 小浦海岸
房総半島にはプライベートビーチと呼ぶに相応しい海岸が幾つか存在する、しかしそのどれもが簡単に行く事を許さずにお手軽に訪問する事が出来ない。
例えば絶壁を昇降する、深いブッシュを藪漕ぎする、車はおろかバイクでもアクセス出来ない…そんな非日常を乗り越えてのやっとこさでその素晴らしい風景に出会えるのは本当に楽しい。
今回のレポートでは比較的マイナーな海岸を紹介したい、まあ実は釣り好きの方には有名な場所で4輪駆動車や軽トラなら辛うじて進入出来るのだけど基本はオフ車か徒歩でのアクセスをオススメする。
場所は房総半島、御宿。御宿付近の海岸線には幾つもの浜辺が在り、そのどれもが人気が無くて落ち着く風景を見せてくれる。
それでは面倒だけど行けば納得の「小浦海岸」へいらっさいませ。
地図で確認すると解るのだけど直ぐ近くに海洋生物環境研究所が在る、その対面に小さな獣道が海岸への入口と成る。
初っ端からきついダートを走る事に成るけどオフ車なら楽々クリア出来る、暫く走ると素彫りの隧道が。意外と大きくて迫力満点ですよ、そして結構長いので徒歩の方はお気をつけて。
この隧道には幾つかの横穴が在るのだけれどこれはその昔、海女さんが海岸へ出る為に掘削された物で現在では使用されていない。時期によっては埋没しているので乾季なら確認出来るだろう、んで潜ってみるのも一興かも。
このブログでも何回か触れたけど房総半島には川廻しと言う河川改造工事が盛んで川のバイパスを作って農業に適用させた歴史が在る、今回の隧道は全く関係ないのだけど素彫りのトンネルって房総半島に限り川廻しと関連を疑っちゃうのです。
薄く残る轍、コレは地元のサーファーさんや釣好きさんが作ったもの。一般の方はまず来ない場所なんだけど最近は花火の跡とかBBQの跡とか増えて来た、そろそろこの場所も潮時かも。
道はフラットに見えて傾斜が在り、浮き砂利とマディの複合オフロードコース。また道幅も狭いので運転に自信の無い方は絶対に進入しないで下さいませ。
3分程の道のり(車での走行時間)をゴトゴト走ると車が数台止められそうなスペースに出ます、ココで道は終了。
駐車スペースの直ぐ脇に海岸へ下りるトトロのトンネル様な入口を発見出来る筈、蜂やヘビが居るのでココでも注意深く進んで下さい。写真では大きく見えるけど腰をかがめて通るのがやっとな高さしか在りません、滑落も注意です。
下に降りるとそれはそれは絶景さん、誰も居ない小さな海岸を独り占め出来ます。裏側が直ぐ山な為に野生の動物も結構います、豊富な自然が感じられる貴重な場所でも在るんですよ。
この場所に限らず気をつけて欲しいのは干潮時か干潮時付近を狙って行く事です、満潮時には降りた直ぐ手前まで波が来ます。写真に写っている砂浜も荒れている時や満潮時は無くなってしまう位です。
写真の反対側、この岸壁の向こう側にも海岸が在るのですが名前は無いようです。因みにこの一体の海岸線には歴史的にちょっとしたエピソードも在るので興味の在る方は調べてみて下さい、まあ地図を見たら答えが載っているのですが。
同行者を撮影、夏いぜ。
付近の海岸で過去に取り上げたものが在りました、場所は本当に近くてハシゴも出来ますが結構危険な所なので自己責任で。
千葉県いすみ市 - 長浜海岸(釣師海岸)
http://ameblo.jp/6blogs/entry-10417743485.html
アプローチ
国道128号線の御宿駅前交差路からメキシコ記念塔や海洋生物環境研究所へ道なりに進みます、丁度海洋生物環境研究所の対面に小さな枝路が見て取れるのでその場所が入口です。
photograph - nee
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