北海道│雨竜沼湿原
デザインリニューアルに伴い、2009年12月23日にエントリーした内容を再掲載しました。
北海道雨竜町、この街には道内でも屈指の絶景が楽しめる場所が在る。雨竜沼湿原と言って登山の好きな方や山岳写真が好きな方には特に有名だろうか。兎に角初めてココを訪れた時の衝撃と言ったらもう、本当に綺麗で時間が経つのを忘れてしまう。それではこの場所の簡単な説明を。
国内でも有数の山岳型高層湿原帯、湿原に入るとアチコチに姿を現す池塘も素晴らしい雨竜沼湿原。北海道でも行き辛く、そして大変な場所に位置する秘境的な存在で現在でも荒らされる事無く高地湿原が残っているのが嬉しい。数百に及ぶ高山植物、そして変わる事の無い生態系は北海道内に在っても貴重で北海道天然記念物、暑寒別天売焼尻国定公園、ラムサール条約登録指定湿地に指定されている。
ここは兎に角大好きな湿原で北海道にツーリングに行く度に必ず登る場所、一時期10年間位は毎年北海道に通ってはアチコチの山や湿原を歩いたのだけれどこの雨竜沼湿原は一際美しくてですねぇ。
1回だけ地元山岳会の方達を立ち入り禁止区域を行政の方なども含めて歩いた時は本当にここが日本かと思う様な景色を見る事が出来た、ただ雨竜町の役員さんが「出来ればこんな所2度と来たくない」と話していて”遠方と地元では随分と温度差”が在るのだなぁと感慨深く思ったものです。
この雨竜沼湿原へ行く時は必ず麓の雨竜沼湿原ゲートパークキャンプ場で一泊する、朝早くからアタックする為だ。しかし近年に成ってこの人が沢山居るキャンプ場にもヒグマが姿を現す事が多く成って来た。ヒグマは羅臼岳で一度追い掛けられたけれど2度と遭遇したくないですわ、ホント内地のツキノワグマとは別の生き物です。
さて、山を登り始めて暫く経つと高山植物の見本市状態に。ここから一気に等高線の集中箇所を詰めます、湿原に到着すると木道が整備されているので少々楽に成るでしょう。
やっとこの見所、高原と湿原が共存する雨竜沼湿原へ到着です。
現在地はここ、丁度川が大きくカーブを描く場所です。ここには休憩する為のスペースと簡易ベンチが設置されていて撮影場所としても人気のポイント。
この地に赴くまでも大変だが湿原に到着してからも1周約3.5km程の木道が用意されており、1日掛りでトレッキングを楽しみたい場所だ。登山道入口にはキャンプ場も用意されているので早朝アタックも可能だ、熊の出没報告が比較的少ない場所だけどもこの一体をテリトリーとする熊が居る事は忘れずに。
雨竜町 - 行政ウェブサイト
http://www.town.uryu.hokkaido.jp/contents/contents.php?cid=45
アプローチ
雨竜沼湿原へは雨竜町からの登山道入り口まで自走しなければ行く事が出来ない、公共機関も無いので最悪タクシーだがタクシーが未舗装のガタガタ道を走ってくれるかは運次第。レンタカーでも車高の高い物を借りる様にしたい所、駐車場はそこまで広くないのでオフロード系のバイクが一番適している。高低差は少なめの300メートルだが登山距離が4キロ弱在り、そこから更に湿原を周回する木道が在る。体調とそれなりの装備は完全にしたいところ。
地図リンク
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