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熊本県│三井三池旧万田坑
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 熊本県 万田坑跡(国指定重要文化財)
1904年に操業を開始した万田坑、このとても美しい炭鉱遺構は現在国に管理され、沢山の人に当時の歴史を魅せてくれます。現在公開されている万田坑と呼ばれる竪坑は正確には第二竪坑櫓として操業し、第一竪坑の関連施設は解体撤去されて今では何も残っていません。
第一竪坑自体は現在も残っており(坑内吸気道確保の為)、一説には300メートル近くまで堀下がられた竪坑は水没こそしているものの撤去の予定などは在りません。
国の重要文化財として指定され、明治、大正、昭和と九州地域の主力坑として活躍しました。1951年の閉坑まで熊本県荒尾市の主力産業としても大いに貢献したこの万田坑、行政の地域開発の関係も在って残される事に成るのですがその遺構としての魅力は現在にこそ輝く何かを持っています。
近代化遺産、国指定重要文化財の史跡として大変興味深いこの万田坑のレポートをご紹介したいと思います。
また今回は荒尾市教育委員会社会教育課文化係さんと万田炭鉱館さんの協力の下、本来一般入場が出来ない場所にも撮影で入る事が出来ました。こういう時に出版やプレス関係と仕事をしていると本当に助かります、それでは早速レポート開始。
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通常は万田坑ステーションでチケットを購入して構内へ、入って直ぐに作業トロッコの路線跡が目に入ってきます。
三池炭鉱の主力坑として歴史に名を刻んだ万田坑、三井三池炭鉱の総力を挙げて整備され国内最大規模の堅坑に。当時では珍しく各施設を電化するなど設備や機械も充実し、出炭量も年々と増大。しかし1940年代後半から採炭効率が低下、1951年には採炭を中止しました。
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重機や工具などの修理工場、と…言ってもとても小さな建物で昭和初期に建てられた小規模工場です。
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一部崩落崩壊の部分も在るけどその存在感は建物の規模より遥かに大きい、この場所も崩落の危険が在る為に通常は立ち入り禁止区域です。
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鉄っちゃんではないのでレールの幅を計ったりトロッコの形式を職員さんに聞く事は無かった、折角専門の職員さんが一緒に廻ってるのに勿体無い事をしたなぁ。
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こちらは万田坑で働いていた方達が汗を煤を流す浴場、当時の職場内の娯楽は湯を浴びて仲間と語らう事だったのだ。此方も現在内部は立ち入り禁止。
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閉山後は安全燈室として使用されたが本来は機械室としてその機能を果たした部屋、万田抗において初期の建造、沢山のバッテリーが残されていたが近年に成って心無い者達に窃盗に合い、施錠されて見れなくなった貴重な部屋だ。
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ポンプ室と倉庫を兼ねた場所、全盛期である1905年~1914年までは坑内の換気を行う巨大な扇風機が置かれていた。此方も先程の機械室と同じく開山当初の建造で崩落が進んでいる区画だ。
訪問した3日前にも新しい崩落が発生し、今後も補修作業を行わないと崩壊する恐れが在るとの事だった。勿論立ち入り禁止区域で特別な許可を得てもヘルメットなどが必要だった。
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第二竪坑櫓の裏手、2009年のリニューアル時の時に作られた工事作業用の仮設階段を登った所からの1枚。この場所は職員のみならず工事関係者しか本来は登っては駄目との事、「大丈夫、大丈夫。1枚撮って来てください。」って、そんな軽い感じで良いんですか。
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万田坑のシンボル第二竪坑櫓、勿論内部の第二竪坑坑口も撮影したのだけど出版物との兼ね合いで今回は不掲載。
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2時間程の滞在だったけど沢山の話を聞く事が出来た、現在この万田坑ステーションで働く方で当時の関係者も居る。その方からお話を伺ったけど当時はとても辛い仕事だった語る、小さな事故などは沢山起きて回復の見込めない怪我をする人も沢山居たとか。
表立った歴史では知る事が出来ない沢山の事を知る関係者の話は迫力が在った、関東圏の人間としては直ぐに行ける場所ではないけれど機会があれば再訪したい産業遺構の一つと成った。
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万田坑
三井三池旧万田坑・荒尾市教育委員会社会教育課文化係
0968-63-1111(内線414)
万田炭鉱館
0968-64-1300
熊本県荒尾市原万田213
※ 遺構内部見学は行っていません。
アプローチ
国道208号線を万田西交差点を県道29号線へ、800m程先の万田坑へアナウンスボードに従って左折。。
地図リンク
photograph - nee
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