栃木県 │ 庚申川の立枯樹木
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 庚申川の立枯樹木
ネットで見掛けた1枚の写真、その風景に強く惹かれて数ヶ月後に現地では僕は酷くガッカリするのだけどそれは後程語るとしましょう。
まずは見て貰いたい、この魅力溢れる1枚を。
写真引用:へっぽこ写真部屋│http://mocomarimoco.blog.so-net.ne.jp
僅かに揺れる水面、立ち枯れした樹木。うーん、美しいでは御座いませんか。この写真の掲載先を調べると意外と早く見つける事が出来た。
へっぽこ写真部屋
http://mocomarimoco.blog.so-net.ne.jp/
と言うブログ内でエントリーされた写真の内の1枚、しかしそのエントリーがまた…。僕が大好きな「宇都野火薬庫跡」のオマケで掲載されている、って事は宇都野火薬庫跡から近い場所なのか…。
国土地図とグーグルさんで検討をつける、航空写真でそれらしい場所も発見出来たのでちょっくら行ってみますか。
地図リンク
http://goo.gl/maps/isZAY
この場所です、道幅が広く見えるけど道幅は変わらず、砂利のエスケープゾーンが在るって感じです。で、既述のブログでこの場所について説明しているのだけど…
「水面に降りれないかなぁ~~~。探したんだけど無理そう。。。」
そんな事は御座いません、成らば私が降りましょう。お任せ下さい。
早速ですが入口と言うか川に降りれそうな場所を発見、ガードレールが見えると思うけどまだ降り始めて1分位の場所。
この位の地形なら何処からだってアプローチ出来る、まあ下調べした結果この場所でイワナやヤマメを釣ってる方がいらっしゃいまして。その方は随分と下流からのアクセスだったみたいだけどこの場所から直で下に降りる事が可能です。
ちょっとだけ斜面がキツイけど服が汚れる事も無く、正直準備体操にも成らない程チョロイ地形でガッカリ。
石垣が在るのは県道293号線の旧道から更に川へ降りる旧々道が存在した名残りで現在はもう殆ど道は残っていません。
降り始めて下流方向へ降りていたのだけど地形と川の立ち枯れの位置を確認してこの辺で一端上流方面へルート変更。
よっし、ピッタリと横付け出来そうだ。この間々いっきに下ろう。
立ち枯れ真正面に到着…っておい。
水位が…水位がぁぁああっ。
これまたガッカリ、なのだけれども。実は知ってました、あの写真の風景が雨季と晩秋の降水量が増える時期だけしか見れない事を。
この場所、実は釣り好きさんには結構有名なポイントらしくてネット上では意外と情報が溢れているのです。どうやら2004年頃を境にこの川、名前を庚申川と言うのだけどその水位がどんどん下がっているらしくて。
自然の降水量と土壌の水含有量が景観を左右する現在、どうやら上流の開発の余波も有って川の流れは微々たる物に。そして夏季とも成るとこの有様なのだとか、上流には温泉などが在るのだけどそこまで有名じゃないしなぁ…。
僕が心惹かれた写真は2009年10月に撮影された物、時期的に駄目なのは解っていたから今回は下見のつもりでやって来たのだ。
うむ、こりゃ同じ時期…そうだな、10月に再訪しよう。朝靄が掛かる雨上がりってシチュで行ってみるかな、時期的にも戦場ヶ原にアタックの予定が在るし丁度良い。
って事でこの物件も再訪決定、イイ写真撮りたいなぁ。
アプローチ
日光方面の国道120号線から足尾方面へ延びる国道122号線へ、足尾温泉のアナウンスボードを目印に県道293号線へ折れる。同じ県道沿いには宇都野火薬庫跡、そこから更に数分車を走らせると左手にこの風景が見える筈です。
地図リンク
http://goo.gl/maps/isZAY
photograph - nee
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