千葉県│黄和田畑字追原集落 - 大楓
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 追原の大楓(黄和田畑字追原集落跡)
※ 2012年01月現在、老朽化の為に行政がこの吊橋の通行を禁止しました。この先に行くには対岸の林業関係者、追原集落出身者との同行許可を得た者(渡橋許可)、巻きルートにて対岸へ行くしかありません。
久し振りに房総の山々を周った時に以前紹介した物件の再撮影に行ってきた、夏場に行くとヤマビル天国のこの場所。まあそれでもどうしてもこの場所を撮りたくて準備も色々として行って来ましたよ。
以前のエントリーは下記より。
前回は何年か振りに来訪したのだけど河川工事と山林の計画伐採の工事中で途中までしか行く事が出来ず、今回は山間部奥地の集落まで行く事が出来ました。
それでは追原の大楓をご紹介しましょう。
七里川温泉から程近い県道81号線上に入口が残る、細くて急なワインディングが続く事でも知られているこの区間はバイクで攻めると結構楽しい道路。
地図リンク
http://goo.gl/maps/RaX9E
地図上でも確認できる吊橋(※1)を渡って山道を歩きます。
※1:現在この吊橋は経年劣化の為、崩落の恐れを懸念されて通行禁止に成りました。
酷いブッシュ、この時期は誰もこの場所には近づかないのかなぁ。途中に小さな沢を渡る手製の橋が在る、10年位昔にも在ったけどもう少しシッカリしてた様な。
photograph:+10
黄和田畑字追原集落跡に到着、この集落手前の道が最近に成って土砂崩れを起こしまして。削れた斜面を登る事に成りますが危なくは無いので簡単に見つける事が出来るでしょう、ただ付近にはヒルに加えマムシがウニョウニョしてるのでお気をつけ下さい。
この日もマムシさんがウニョってました。
さて、この一帯には集落跡とこの大楓、少し離れた所に墓地が残っています。昭和30年代まで世帯が残り、以降は忘れ去られた集落跡として一部の登山客の来訪しか無かった場所。
しかし1990年代後半からダム建設の候補地として地元民を巻き込んだ大騒動が勃発、結局この場所はダム建設の白紙と言う形で現在まで残っています。詳細はウェブ上に当時のレポートが沢山在りますので興味が在る方は是非検索してみて下さい。
※ とにかくヤマビル天国
繰り返します、この場所はヒルの生息地としてハイカーにも知られていて恐ろしい程の攻撃を受けます。歩いていても眼を離した数秒でブーツに取り付き、10秒程撮影の為に足を止めると10匹ほどがニョロニョロと登ってきます。
そこで山屋さん沢屋さんが愛用している自家製忌避剤をご紹介しましょう。
自家製のヒル忌避剤ですが羽虫、蚊、アブ、蜂(種類により効果に相違有り)などにも効果が在ります。忌避剤なので寄って来ない(刺され難い)為の物ですが刺されたあとの消毒にも効果的です。
用意するのは「ハッカ油」、「エタノール」、まあ他にも色々とレシピは在るのですが基本形はこの2種類の薬品。
総量の10%をハッカ油として調合して下さい、ブーツやタイツ、靴下などに事前にスプレーすれば忌避剤として15分~30分程度の効果が在ります。また登ってきたヒルに一吹きすれば脅威の効果でポロっと落ちます、血を吸われている最中でもポロリするのでホント便利。
因みにエタノールには通常「無水エタノール」、「消毒用エタノール」、「消毒用エタノールIP」と3種類が売り場に並びますが買うのは後者の2種のどちらか。
無水エタノールは純度100%ですが消毒効果などに後者2種と違いはなく、税金の問題で価格も高いです。含有成分の話を始めると実はもっと細かく再分化されるのでこの辺で、あ…粘膜にはスプレーしちゃ駄目ですよ。
行政も地域のNPO団体もこの地を沢山の人に知って貰いたいと行政誌や広報誌で取り上げたりしています、が…中にはこういう馬鹿が居ます。
元スクんちゅブログ - リベンジ大楓ツー
http://penguin774.exblog.jp/14537683/
無許可(行政に確認したところ個人でのバイクツーリングの過程で渡橋許可は一度も出していないとの事)で吊橋を渡るわ、大楓によじ登るわ…一応アーカイブも取ったのでリンクを記載しておきます。
元スクんちゅブログ - リベンジ大楓ツー(アーカイブ)
画像(アーカイブ)
画像(アーカイブ)
これらは地元山岳会所属のNPO団体の方から教えて頂きました、行政と警察に相談済みだそうですがその後の経過は…詳細が解りましたら掲載するとしましょうか。
本日は以上です。
アプローチ
エントリー内文章と下記と下記地図を参照。
地図リンク
http://goo.gl/maps/RaX9E
photograph - nee
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