茨城県│鹿島鉄道 桃浦駅
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 鹿島鉄道 桃浦駅(旧関東鉄道鹿島鉄道線/桃浦駅)
2007年に廃線と成った旧関東鉄道の子会社「鹿島鉄道株式会社」、この鹿島鉄道株式会社が運営していた鹿島鉄道線は運行されていた当時からその情緒溢れる駅や線路沿いの風景が注目されていてドラマ、映画、小説など実に沢山のメディアに取上げられていた。廃線から約5年、現在も線路の撤去や駅の解体が進められているのだけど残る駅達はどうしているのだろう。
その素晴らしいロケーションで朽ちるのが先か、解体されるのが先か。そんな鹿島鉄道線の駅を幾つか訪問してみた、気に成った4つの駅を鹿島鉄道の歴史と共にご紹介したい。
本日はその1つ目の駅として「桃浦駅」をご紹介しよう。
1924年から続く鹿島鉄道線の歴史、その2年後の1926年に開業した「桃浦駅」は1960年代~1970年代中盤までは霞ヶ浦が近い事、付近に桃浦水泳場が在った事で随分と賑わったと言う。
現在では駅舎と中央のホームが残る、付近の景観は大変素晴らしい。
駅舎前には石碑が在ります、この石碑は当時駅舎前の細い道路と国道を結ぶ短い道路の開通を記念して立てられた記念碑として残されています。
廃線後3年間は殆ど放置状態でしたが2011年から簡易的な整備がされ、また解体当時のブロックや資材も撤去されて綺麗な状態です。
1926年8月15日に開業、2007年3月31日に廃線。線路は撤去されては居るけれど駅舎とホームが鉄道で在った事を如実に現しています、個人的にとても「画」に成るお気に入りの駅だったりします。
廃線直後から線路の撤去や駅舎の解体は行われていました、しかし諸事情で一度工事が止まり、現在また解体工事が進められています。どのタイミングでどの駅が解体されるか解らない状況なので興味の在る方、このロケーションを撮影されたい方は早めに訪れた方が良いかもしれません。
鹿島鉄道 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e9%b9%bf%e5%b3%b6%e9%89%84%e9%81%93
鹿島鉄道線 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e9%b9%bf%e5%b3%b6%e9%89%84%e9%81%93%e7%b7%9a
桃浦駅 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e6%a1%83%e6%b5%a6%e9%a7%85
さて、全国の駅舎や公衆トイレなどには必ず悪戯書きが残されています。鹿島鉄道も然り、素晴らしい悪戯書きの数々が訪問者を楽しませてくれます。
深い、深いが何かを拗らせた感がぷんぷんするな。
「蛙」が書けなかったか、「かわず」の意味を知らなかったか。
これ素敵だった、悲しい愛が紡がれた告白に容赦ない指摘添削。しかしな、まいさん。ちょっと字が汚くないか、本当はおっさんだろ。正直に言ってみな。
次回はお隣の「八木蒔駅」、探すのにちょっと苦労したこの駅ですがこの駅も大変素晴らしいロケーションでした。
アプローチ
霞ヶ浦の上方を通る国道355号線、羽生市街に在る3の信号交差点(鉾田方面からは最後、石岡方面からは最初)を霞ヶ浦方向へ折れる。突き当たりに駅舎、付近に関連遺構が残る。
地図リンク
https://goo.gl/maps/LUcdG8HGNGz
photograph - nee
ここから下はブログ内容と一切関係ないブログサービスの広告スペースです、誤ったクリックなどにご注意下さい