海外編│ボリビア ウユニ塩湖
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - ウユニ塩湖
はじめまして、SAORIGRAPH(サオリグラフ)と申します。
本日より不定期にはなりますが、スゴログさんのブログ「行ってみたら凄かった。」でワタクシの過去旅のレポートを綴らせて頂こうかと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
しかし何事も始まりが肝心です。
「お前誰だよ」と不信感を露わにしている方も多いかと思いますが、実はワタクシ、こちらのブログで何度か登場させて頂いております。
恐らく「弟子(♀)」的な表記で。
そう…何を隠そう、白くて薄い紙をロール状にした物をAmazonで買ったと言い張った(※1)のはワタクシです。ほら、一気に親近感が湧きましたでしょ?このように、スゴログさんとは日本中の廃墟やら絶景やらラーメン屋やらに一緒に連れて行ってもらった仲です。
※1:2013年のレポート「狩倉岳 石舟沢鍾乳洞」での思ひ出
前置きが長くなりましたが、こちらで綴らせていただくのはSAORIGRAPHが個人で行った海外バックパッカーの旅の中から
「これは割とマジで素敵だった」
的な場所をピックアップしてお届けしたいと思います。今回は2012年に訪れた、南米ボリビアにある「ウユニ塩湖」について書こうかと。それではシッカリと目を閉じてお読み下さい。
いまや絶景の代名詞にもなっているウユニ塩湖。写真を見て「一度は行きたい!」と思った方も多いのではと思います。何を隠そう、ワタクシもその一人。(別に隠していたつもりはないのだけど)初めて見る鏡面のウユニ塩湖の写真は「南米大陸ってなんだか怖そう」「日本語以外話せないんだけど」「というか最近日本語も理解してもらえないんだけど」という不安を吹き飛ばし、ワタクシを旅へと駆り立てるのには十分なモノでした。
ウユニ塩湖があるのは南米、ボリビア。周りをぐるっと海に囲まれている日本と違い、ボリビアは周りを他の国々に囲まれている内陸国です。そのボリビアの中央西部にあるのがウユニ塩湖。標高約3,700メートルと、ほぼ富士山の頂上くらいの高さに塩の平原が広がっているのです。面積は約10,582km²で岐阜県とほぼ同じ。高くて広い。
なんかすごい。
では、あまり細かい話をしてもアレなんで(=面倒なんで)早速ウユニで見た景色を載せていきたいと思います。ヒアウィーゴー!
※ 時系列に沿った細かい話をご希望の方はワタクシの個人ブログをご覧下さい
ウユニと言ったら、こうした青空が反射した景色が有名。この写真に写っているのは塩湖の中にある塩のホテル「プラヤブランカ(※2)」。塩湖の中にあるホテルはこの1軒だけ。
鏡面のウユニ塩湖が見られるのは雨季。雨が降りその雨水が塩湖一面に薄く広がると鏡張りの景色が見られます。ただし、波が立つような風が吹いたり、曇りや雨だと綺麗な鏡面は見られません。もうこればっかりは運次第です。
ちなみに雨季のウユニはこんな感じで大混雑です。
上の写真を拡大してみました。これ、ワタクシです。一目見て分かるようにだいぶ浮かれてますね。5年経った今見ても自分で自分にイラつく位の浮かれ具合です。ワタクシがこれほどまでに浮かれるのは、絶景を目の前にした時と道端に落ちている現金(高額)を発見した時位です。
さて、続きましては夕方のウユニ塩湖。ちなみにココからの夕方の写真は一切加工無しです。
はい、夕方は本当に凄かった。
恐ろしいくらいの完璧な鏡面で、空の色が刻一刻と変化して全然飽きないの。
うん、個人的には夕方が本当に綺麗だと思いました。なのでウユニに来たら昼間だけでなくて、夕方や夜、朝のウユニも見てほしい。車を貸切るか、塩湖の中のホテルに宿泊してね。
「いやー、昼間の景色だけでも十分だよ!」
って思うかもしれませんが、昼間の景色だけ見ていると最終的にこうなります。
酒にまみれます。そう、途中から昼間の景色に飽きて酒飲んでました。他のグループはまだまだウユニの写真を撮影している最中、ワタクシのグループは「もう飽きたから酒でも飲もうぜ!」と塩湖の中のホテルで持参したワインを飲み始めました。昼間の景色に飽きたというより、ワタクシのグループには人生に疲れたメンバーが集まっただけかもしれません。
この様に、絶景と人生を後目に酒を飲み始めたメンバーも、夕方だけはホテルの外に出てその絶景に息をのんだのですから、夕方のウユニの絶景は間違いありません。
では続きまして塩湖の中にある唯一のホテル「プラヤブランカ」のお話を少々。こちらはホテルと言えども、電気はない、シャワーもない、トイレは目を覆いたくなるような汚さで、潔癖症の人は発狂しそうなホテルです。ホテルは全て塩で出来ており、ベッドもテーブルも椅子も塩。塩まみれです。鯖とミツカンの酢を持っていけば
そこら中でしめ鯖作り放題です。
作りませんけどね。
夜はロウソクの灯りの中で夕食。かなり暗くて、
何を食べているのかも良くわかりませんでした。
フラッシュをたいて写真を撮り、ようやく自分の食べているものが確認できるレベル。この時はパスタとスープとパン。我々のグループは美味しく頂いたのですが、他のグループの夕飯は洗剤のような味がしてお腹を壊したそうです。結構有名なブロガーさんを取り巻くキャッキャ☆ウフフ☆なグループだったので、内心
「ざまぁwww」
と思ったワタクシは相当性根が腐っています。どこでどう道を踏み誤ったのか、本当に性格がひん曲がっています。ひっちゃかめっちゃかすっとこどっこいです。
夜中は満天の星空が塩湖に反射し、まるで宇宙にいるみたい・・・という状態を写真に収めようと思ったのですが、ボリビアの首都・ラパスで購入した三脚が壊れて思うような写真が撮れませんでした。くそ!役立たずめ!なので皆様はグーグル先生に「ウユニ 星空(※3)」と入力して検索して下さい。
「ざまぁwww」
朝のウユニ塩湖は昼間や夕方と違って淡くて優しい色。これもまた素敵。
正直な話ここ数年写真集やらツアーやらで「ウユニの叩き売り」みたいなのが多くて、ちょっと胃もたれ気味だったのですが。5年振りに自分が行ったウユニの写真を見返してみたら、なんだかんだ言ってやっぱり素敵でした。最近はあまり人に薦めていなかったけれど、ウユニ塩湖、やはり行って後悔はない場所だと思います。
最後にウユニはとても小さな町で、塩湖ツアー以外に特にする事はありませんでした(※4)。
※4:5年前の情報なので現在は変わっているかも。最新情報はご自身で検索ください
わたくしはウユニの町に5日間滞在したのですが、塩湖へ行かなかった日は何をしていたかと言うと
賭けトランプです。賭けトランプをしてひたすら退屈な時間を凌いでおりました。朝起きて町を徘徊すれば、塩湖で仲良くなったメンバーが誰かしら同じように町を徘徊しているので、「今日もやる?」「いいね、やろう」と青空の下、賭けトランプがおっぱじまる訳です。
旅人なんてこんなものです。
大抵、お酒を飲んでいるかトランプをしているか宿でジブリ映画(ラピュタが鉄板)を観ているかです。
あいつら、たいしたことしていません。
今はドローンやウェアラブルカメラ等を持って行って動画を撮影したりする人も多いでしょうし、SNSも発達しているので情報発信に時間を割いたりもするでしょう。しかし5年前のバックパッカーが持っているとしたら、せいぜい一眼レフやミラーレスのカメラ。ウユニの町はほぼwifiがなかった(一部の宿のみ)ので娯楽はトランプくらいでした。ワタクシのウユニでの思い出の半分はトランプです。
トランプ、ありがとう!
第1回目のスゴログエントリーだったので、記事の方向性が分からず散文になり申し訳ございません。
結局何が言いたかったかと言うと「ウユニに行きたければ行けばいいよ!」という事と、「ジブリ映画はラピュタが王道」という事です。(そこ?)まったく参考になりませんね。そんなもんですわ。
次回はペルーのナスカ記事です。
写真撮影:サオリグラフ
ここから下はブログ内容と一切関係ないブログサービスの広告スペースです、誤ったクリックなどにご注意下さい