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REPORT - 1009│ナスカの地上絵

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海外編│ナスカの地上絵

 

滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - ナスカの地上絵

 

こんにちは、SAORIGRAPHです。梅雨ですね。

 

これからしばらく湿度との戦いだと思うとジメジメ不快ではありますが、枯れ果てた30代の乾燥肌にはありがたいところであります。本日はそんな湿気とは全く無縁のナスカの地上絵のお話です。

 

梅雨だからって湿度たっぷりモイスチャーなお話をすると思ったら大間違い。そうは問屋が卸しません。これからするのは、もうパッサパサに乾燥した場所のお話ですよ。

 

皆さん、手元にお茶の準備は宜しいですか?

 

破線

 

ナスカの地上絵、皆様もご存知でしょう。そうそう、あの、地面に描かれたでっかい絵です。ナスカの地上絵があるのは南米・ペルーのナスカ。首都リマからバスで7時間くらいの距離にある、非常に乾燥した地域です。

 

 

ナスカの地上絵
https://goo.gl/bXzMKC

 

 

ちなみにわたくしリマとナスカの間にある「ワカチナ」という砂漠の中の小さなオアシスの町にも滞在しましたが、ここも面白かったですよ。興味ある方は「サオリグラフ ワカチナ」で検索してみて下さい。サンドバギーやサンドボードで遊べます。

 

はい、話を戻しまして。

 

当初わたくしはナスカに行く予定はありませんでした。行った人から「実際に見るよりテレビ番組で見る方が綺麗に見えるよ」と聞いていたし、荒涼な大地にでっかい絵が描いてあるだけの景色(←失礼)を1万円近い料金を払って見たいかと言われればぶっちゃけどっちでもいい。

 

確かに「なんでこんなに大きな絵がたくさん描かれたんだろう」とか「どうやってこんなに大きい絵を正確に描いたんだろうか」とか不思議がいっぱいのナスカ、謎とロマンに包まれたとても魅力的な場所ではあります。そうゆうの、想像するの好き。マチュピチュとか、イースター島のモアイとか。でもナスカの地上絵はイマイチ気乗りしない場所でしたので、当初の旅ルートには入れておりませんでした。

 

そんな中何故行くことにしたのかって?「ペルー行ったのに、ナスカの地上絵見てこなかったの?」と言われるのが癪だからです。

 

それだけです。

 

ペルーと言ったらマチュピチュナスカの地上絵が有名ですからね!


 

ナスカのバスターミナルに到着すると、地上絵ツアーの客引きがわんさか群がってきます。客引きはうざったいけれど、街中のツアー会社を回る時間もなかったので条件に合いそうな客引きと交渉。小型セスナ(パイロット2名、乗客2名の計4人乗り)でディスカウントしてくれて、更に荷物預かりとシャワーも浴びさせてくれる客引きと交渉成立。

 

 

では早速、セスナに乗り込みましょう!セスナとか、初めて乗るなードキドキ!離陸前、パイロットに「もしゲロ吐きそうになったら、この袋に吐いてね」とビニール袋を渡されました。それほどまでに揺れるのでしょう。でも、「吐くくらいの緊急事態になったら、お前の頭にぶちまけるわ」と内心思っていたのは秘密です。

 

いざ、離陸。これがまぁ、揺れること揺れること!今まで飛行機に乗って怖いと思ったことは無かったのですが

 

「これは割とマジで怖い・・・落ちそう・・・」

 

と恐怖を感じました。

 

 

わたくしの命はこのパイロットに懸かっている。前言撤回。「何があってもパイロットにはゲロをかけまい」と誓いました。

 

 

 

さ、頑張って地上絵を見ましょう!まずは「宇宙飛行士」です。個人的にこの地上絵は、宇宙飛行士改め「ガチャピン」と呼んでおります。そう、あの緑色のアクティブな着ぐるみです。似てるでしょ?わたくし的に1番見たかったのがこの「ガチャピン」なのでもう既に満足です。カワユスなお方でした。

 

 

そして続きましては「」。

 

 

そして有名な「ハチドリ」。ハチドリは小高い丘の上に描かれていました。

 

予想以上に綺麗に見える地上絵に興奮しつつも。激しい揺れや機体の急旋回、耳元での大きなアナウンスに段々酔いが酷くなっていったわたくし。「右側に犬の地上絵が見えるよ!ほら!分かる!?」とパイロットに言われても

 

「うっせーな、こっちはそれどころじゃねえんだよゲロかけるぞ

 

と離陸直後の誓いを容易く破棄。人間て本当、怖い生き物ですね。


 

そんな瀕死状態でも気張っていきましょう。「蜘蛛」です。

 

 

ハチドリと似ているけれど、これは「コンドル」です。こちらも有名ですよね。やっぱり羽ばたく系はかっこいいからでしょうかね?

 

 

」と「」です。地味ですが、綺麗に描かれていました。

 

なんとかパイロットにゲロをかけることなく、無事に地上絵遊覧は終了。

 

結論としては「せっかくペルー行ったなら生でナスカの地上絵見ても後悔はしない」というところでしょうか。テレビやパソコンの画面で見るのと実際に目の前で見るのでは全然違うし、人から話を聞くのと自分が体験してみるのは全然違います。

 

今、自分の眼下にあのナスカの地上絵があるんだ!というリアリティを感じる瞬間は言葉では言い表せない充実感というか、感動を覚えます。

 

是非皆様も「行きたい!」「見てみたい!」と思ったら行動に移してみて下さいませ。(法を犯さない範囲で)

 

以上、第2回スゴログエントリーでした。梅雨ですがパッサパサな内容の記事でしたね。次回は同じくペルーにあるあそこの記事を書きましょうかね。ヒントは恐らく世界遺産好きなら一度は行きたい!と思った事があるであろう場所です。

 

6FROGS スゴログ サオリグラフ ウユニ塩湖

 

写真撮影:サオリグラフ


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