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SCENERY - 201 │ 冬の新潟③

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-風景 新潟 冬 雪 景色


ベルズが聴きたい、常磐線とか各新幹線とかお乗換えしたい。駅見ると。


photograph - ohwashi


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SCENERY - 202 │ 冬の新潟④

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-風景 新潟 冬 雪 景色


決めた、ベルネコリンスキーに引っ越す。


photograph - ohwashi


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SCENERY - 203 │ 真夜中の踏切

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-SIGMA 20mm F1.8 広角 夜景


汎用性抜群20mmF1.8の大玉さん、フォーカスが若干貧弱だけれども兎にも角にも広角でこの明るさは在り難しこの上ない、夜景は勿論ライブ撮影や被写界深度が浅い商品の物撮りにも使える。パンが多少不安だけれど夜景メインなら関係ねぇ、久々にコンポジットでもやろうかなぁ。


photograph - nee


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REPORT - 108 │ ロワジール伊東赤坂(軍艦マンション)

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-6blogs_contents_report_404


6Frogs - 毎日をデザインで考える-軍艦マンション ロワジール伊東赤坂 伊豆 廃墟


静岡県│ロワジール伊東赤坂(軍艦マンション)


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 082 ロワジール伊東赤坂/軍艦マンション(Gマンション)


この物件に関し、以下の企業から削除依頼が在りました。削除要請の過程に関して随分と不自然な部分、高圧的且つ思い込みによる脅迫が在りましたが実在する企業からである点、独自調査で付随問題も解決出来たので削除と言う形に至りました。


ソートされたウェブアーカイブを教えて頂きました、以下URL海外のアーカイブサービスで当方の管理外です。各々様、自己責任にて閲覧下さい。


Archive.is : REPORT - 108 │ ロワジール伊東赤坂(軍艦マンション)
http://archive.is/R3PG


またインターネットアーカイブでもソートされておりました。


Internet Archive - アーカイブページ
http://liveweb.archive.org/http://ameblo.jp/6blogs/entry-10924554465.html


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当サイトに削除依頼を出された企業は以下の通り。


会社名称:株式会社ケイ・コーポレーション
業務内容:ゲームソフト作成・不動産業・物品賃貸業・建物売買業・土地売買業
本社所在:〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜19F
電話番号:045-440-1161 [ FAX:1140 ]
所在確認:http://yahoo.jp/7MUciq
諸支所在:静岡県伊豆市内
従業員数:50人弱
削除担当:k_corporation@juno.ocn.ne.jp


以上を持ちまして削除以来に対応しました、お手数かと思いますが削除されたエントリー内容は有志が取得したウェブ魚拓からご確認下さい。


photograph - nee


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REPORT - 190 │ 東京湾観音

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-東京湾観音 磯根崎海岸道路


千葉県│東京湾観音


罰当たり企画「観音様の鼻から鼻毛を伸ばそうプロジェクト」は何時の日かお伝えするとして今回は風景カテゴリーにて東京湾観音のエントリーをしたいと思う。


正直全く興味が無く、観音様の麓に広がる磯根崎の廃道(磯根崎海岸道路などの仮称で知られている)と亀田の海岸沿いに広がる原野のロケーション調査が本来の目的だ。房総の藪は近県界隈では馬鹿に出来ない程深く、今回も藪漕ぎを行ったけれど全く進めずの成果なし。


って事で観音様を見物して返って来たのでした。


概観や観音様については以下よりどうぞ。


東京湾観音
http://www.t-kannon.jp/


東京湾観音 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e6%b9%be%e8%a6%b3%e9%9f%b3


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内部は螺旋状の階段が300段以上あり、頭部へ至るとこの状態に成る。約60メートルの高さだがそんなに高いとは感じる事は無い、鍾乳洞周辺の崖の方がよっぽど高くて怖い。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-東京湾観音 磯根崎海岸道路


ここから手を出すと鼻毛の出来上がりだ。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-東京湾観音 磯根崎海岸道路


丁度この辺に位置している、17階って素敵。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-東京湾観音 磯根崎海岸道路


地上に合わせるとこんな感じ、うん普通。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-東京湾観音 磯根崎海岸道路


土産屋さんで「房総サイダー」なる物を発見、なんとびわ味だと言う。びわは大好きなので早速購入、試飲…あれ、確かにびわっぽいけど。良く見ると「びわ風味」だと…?


しかも無果汁かよ。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-東京湾観音 磯根崎海岸道路


100円札が利用出来る様です、ありがたやありがたや。


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藪が落ち着く紅葉から冬季に再度周辺のロケーション調査を予定、廃道も歩いてこようと考えております。


アプローチ
国道16号線を南下、国道465号線へ入り、内房線佐貫駅手前の支線へ。入口に東京湾観音の看板が在るので直ぐ解ります、因みに心霊スポットとして名高い観音隧道はこの支線の途中にまだ残ってます。


地図リンク
http://yahoo.jp/LXQ0HB


photograph - nee


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REPORT - 191 │ 米山工業

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-米山工業 廃虚 工場 千葉 房総


千葉県│米山工業


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 137 米山工業


諸事情在って詳細はお伝え出来ないのだけれど魅力溢れる廃虚をご紹介したい、千葉県某所に解体待ちで残る工場跡の廃虚だ。殆どの物件は事前調査と撮影後の取材、机上調査でレポートするこのブログに在って初っ端からの情報規制は珍しい物件だ。


ウェブ上で検索しても同名の別会社が出てくるだけでこの廃虚に関しては引っ掛かる情報は無い、セキュリティも現役で生きているのでもし見つけても侵入はお薦めしない。もやっとする導入説明だけれど廃虚としての美しさは掲載写真を見て頂ければご理解頂けるだろう、一応調べた詳細も現時点では伏せさせて頂きたい。


廃虚歴は極僅か、数年前まで現役だったこの施設。名前だけでも公開しておこう、その名を「米山工業」と言う。恐らく2012年7月現在ではどの廃墟系サイトでも取扱いが無いと思うけど地元の方ならピンと来るかも、写真を見てどういった施設か判別出来る方は見つける事が出来るかもしれないです。


それではレポートを始めましょうか。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-米山工業 廃虚 工場 千葉 房総


付近には何もない場所にポツンとこの施設が残っているのが印象的、此方の倉庫跡は晩年に建造されたが稼動次期は短かった様だ。よって打たれたアスファルトもとても綺麗な状態で残されていた。


それにしても凄い画だな、コリャ。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-米山工業 廃虚 工場 千葉 房総


先程の倉庫跡より随分古いが解体が此方の方が後だった様で錆は少ない、この工場が作られた初期の倉庫だ。


周囲はご覧の通り深い緑に覆われているのも素晴らしい、稼動停止から数年でも自然の猛威は恐ろしい程早く進む。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-米山工業 廃虚 工場 千葉 房総


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-米山工業 廃虚 工場 千葉 房総


中央にベンチが残る倉庫跡、2番目に古い。この場所がかつて屋根も側壁も張られた箱物だったとは思えない位自然が侵食していた。


ああ、それにしてもこの鉄骨。割橋魂疼くじゃありませんか、登りたい…登ったり降りたりアレしたりしたい。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-米山工業 廃虚 工場 千葉 房総


正直解る人が見るとどういった立地に造られる施設が一発でバレる筈、しかし自然侵食された人口建造物のなんと美しい事か。骨組だけってのもソソルんですのよ、ホント。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-米山工業 廃虚 工場 千葉 房総


さてさて、全く何時もの様なレポートとは異なる歯切れの悪いエントリーでした。申し訳御座いませんです、ホントすんませんです。が、色々と。うん。


完全解体されたら調査した情報を全て公開する予定です、暫くこの間々の様ですので忘れた頃に追加エントリーしようかと思っております。


まあミニレポートって事で。


アプローチ
秘境及び特定廃墟物件は自然保護と建造物保護の為に不掲載としています、申し訳御座いません。


地図リンク
秘境及び特定廃墟物件は自然保護と建造物保護の為に不掲載としています、申し訳御座いません。


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SCENERY - 204 │ 京成線大佐倉の踏切

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-京成線 大佐倉 踏切 深夜


真夜中の踏切が撮影したくて千葉県は佐倉市の田舎道を走る、以前より無人駅の大佐倉駅は夜間撮影で訪れてはいたけれど踏切には余り興味が無かった。何より僕が「踏切」という物に興味を持ったのは以下の動画を見てから。


西武池袋線 池袋5号踏切


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-京成線 大佐倉 踏切 深夜


この踏切は西部池袋線の池袋~椎名町駅にある踏切で以前、タモリ倶楽部で「全日本踏切大賞」において大賞を受賞した大変輝かしい過去を持つ存在だったりします。まあ切っ掛けはこの様な珍立地だったのだけれど「踏切」って以外と画に成る事が解りまして、特に夕方や深夜なんかは一際その存在感が割り増しされると感じるのです。


で、今回は手軽な田舎踏切が楽しめそうな大佐倉駅周辺へ。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-京成線 大佐倉 踏切 深夜


バルブで撮影、何度も秒数や感度などを変更して試行錯誤。満月の夜だったので設定次第では昼間みたいな写真に成る。大玉で暗いレンズでも開ければこんなもん。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-京成線 大佐倉 踏切 深夜


夜間貨物車両でも走れば一味違った画も撮れそうな雰囲気、NDフィルターを使用して星を流してもインターバルで動画作っても面白そう。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-京成線 大佐倉 踏切 深夜


満月の月がもう少し低い場所だったらコンポジットで加工しても良かったのだけど時間的な制約と眠気でどうせ駄目だったろうな、赤道義でも買って自動追尾させるか。


しかし、大玉で明るいレンズが欲しくなって来た。んだども金が…。


地図リンク
http://yahoo.jp/FhNg4s


photograph - nee


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REPORT - 192 │ 間滝 - 前編

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃虚 廃村 秘境 房総 間滝 沢 滝


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃虚 廃村 秘境 房総 間滝 沢 滝


千葉県 │ 間滝(麻滝/間ノ滝/魔の滝)


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 138 間滝(麻滝)


後編は以下よりどうぞ。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-contents_report_192_34


恐ろしく疲れた今回のアタック、思い起こせば辛い辛いと考えていた「白雲瀧」より厳しい地形と水量にヤラレて改めて自然の雄大さを確認出来た物件と言える。以前風景カテゴリでちょっとだけ紹介した房総の秘瀑、「間滝」だ。


SCENERY - 192 │ 間滝
http://ameblo.jp/6blogs/entry-11195547697.html


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


写真説明:前回の調査時、滝直上で滝壺を覗いている状態。


この間滝は房総半島の数ある滝の中でもラスボスと称される程面倒スメルな場所に存在する、もう兎に角行き辛い。よって今までこの間滝を一般的に見る機会に恵まれた人は殆ど居ない(その後の調査で沢屋さんが何人か遡行した記録が在りました)、ウェブ上で検索しても「滝おやじ」として有名な下記のサイトの管理人さん、


滝を観る
http://chibataki.poo.gs/index.html


この他には、房総の滝を巡っている写真家の菅原譲太郎さん、地形調査で同行した富津市役所の職員さん位だ。地元の聞き込み調査によると15年ほど前にテレビ局の方が撮影に訪れたらしいのだけどその番組に関する詳細は解らなかった(富津市からの資料提供で判明しました)、まあ地元の方は若い頃に随分とこの滝を含めて付近の山を走り回った様だけど現在はもう。


と、言うのもこの間滝が残る湊川水系恩田川が流れる山間部の地形に起因する。房総の山々は標高こそ低いものの起伏に飛んだ地形の為、オフシーズンには全国の山屋や沢屋がトレーニングに来る位ハードなルートやコースが存在する。この間滝周辺の山々も同様でとてもじゃないが一筋縄では行かない地形がアチラコチラと行く者を阻む、またこの間滝には一般道では行く事が出来ない事も理由の一つに挙げられる。


この場所に行くには恩田川を遡上するルート恩田川湧水地から下るルートの二つが在るのだけれどどちらも個人所有の敷地内なのだ。遡上ルートは個人宅脇から恩田川に降りて遡上、降下ルートは個人所有敷地を抜け、更にマザー牧場が管理する企業管理敷地からもう一度個人所有の敷地内を抜けて畑の脇から降下するしかない。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


写真説明:急斜頚の植林地を降りると両岸絶壁のゴルジュ直上に出る。


私道が延びているが途中でポールチェーンで封鎖されている上、更にその先は整備されていない旧道と軽トラかジムニー位しか走れない凸凹道。と、言う事で今回は完全に地元の方の協力を要請して事前調査にも途中まで同行して頂き、そしてやっとこさで本調査と相成った。


因みに幸運な事に行政サイドの協力も得る事が出来て色々と情報も提供して頂いた、これは調査する上で本当に助けに成ったので後程改めて御礼の言葉を書き連ねようと思う。


房総半島最後の秘瀑、間滝の歴史と今。それではこの興味深い物件のレポートを開始するとしよう、恐らくウェブ上でも初めての本格的な調査のレポートだと思う。


6Frogs - 毎日をデザインで考える- 廃虚 廃屋 廃校 鉱山 廃村 秘境 登山 鍾乳洞 ケイビング キャニオニング トレッキング クライミング 破線


この間滝、兎に角情報が無い。幾らウェブで検索しても、


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


出て来ても20年近く古い情報で最近の物は皆無、更に検索しても、


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


こりゃ現地調達しかないか…。


間滝の在る鹿野山を含む低標高山岳地帯、田倉。この地の歴史はとても古く、今回協力頂いた降下ルート最後の人家にお住まいのOさんに色々とお話を聞く事が出来た。まあコレはレポート内で少しづつ語るとしよう、山間部には製炭の為の釜穴(山中斜面に横穴を掘り、石積みで作られた炭焼き釜)が彼方此方に残る事でもその土地の歴史が垣間見れる。林業や製炭、小さな農場や農業で江戸時代初期に数軒単位の集落が幾つか存在した様だ。


勿論住居と産業には水源が深く関わるから昔の人々も湊川水系、特にこの山間部の人達には恩田川の存在は大きな物だった。だからだろうか、この地域の人達は川の特性や滝の存在に関してとても詳しくて驚いた。


間滝もこの限りではなくて勿論昔からの地元の方は殆どの人が知っている滝だったのだ、…が。皆一様にこう言う、


「昔は行ったと話を聞いたけど最近は…」


それには理由が在る。地図を確認すると北側に県下でも有名なマザー牧場が在る、このマザー牧場、オープンしてから約50年経過するのだけれど一般的な牧場から観光地化してから周辺の山間部開発がガラリと様相を変える事に成る。それは勿論恩田川の湧水地とて同じ事で観光地化してからの山の荒れ様は酷い物だった、水量や山の形が変化すれば川の姿は大きく変わる。


結果、只でさえ厳しい立地だった間滝は周辺の変化によって更に行き辛い場所と成った。遡上ルートだった恩田川は途中で痩せ細り、更に2支化して水量は僅かに。それによって土砂が蓄積してルートは寸断されてしまった、少なくとも20年位前迄は遡上出来たと聞くが現在では人が歩かなく成った事も在ってブッシュが深く、当初地元の方が「30分も在れば行ける」との言葉を信じて2時間も歩いた挙句沢埋没。


って事でまずは遡上ルートについて説明しようか。


細かな場所は説明出来ないけど簡単な位置関係を交えながら進めていこう、まず間滝の場所だけれどもこの辺だ。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川 北側はマザー牧場、南側はエンゼルカントリークラブ、東側は鹿野山、西側は個人所有敷地と恐ろしく防御力の高い立地と成っていて一般人は近づけない。


大雑把に説明すると、
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川 こんな感じだ、兎に角通常のアクセスルートが無い。これには当初本当に困惑した、そりゃ誰もこの滝のレポートや写真をお披露目出来ない訳だ。現地に行けばうん、納得。


更に遡上ルートは個人所有の敷地内にそのお宅の方が個人的にコンクリートを敷いて作った農業用道路を利用するしか無い、それはどうしてかと言うともっと手前の恩田川下流はエンゼルカントリークラブの敷地内だからだ。


なので地元のKさん経由で牧場を経営されているこのお宅の方に協力を要請、駐車場所確保と簡単な地形の説明受けて遡上開始。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川 地図上の右下の「行き止まり」から更に個人で作られたコンクリート製の農業道を下る、突当たりに駐車スペースをお借りして沢装備にラペリングの道具を用意して脇の獣道へ。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川 お聞きしたルートだとこの獣道から沢に降りて旧道(旧林業用道)と川の中を交互に歩いて行けば30分程で滝へ行けると言う、ほほう…そりゃあちょろいですなぁ。


と、思ったら…。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


え?


ここも…道路…だと?


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


獣道かと思ったらさっきのコンクリートの自作道の続きじゃ在りませんか、しかも右側にはガードレールまで…いや、しかし。ここを昔は車が通ったの…か?


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


駄目だ、なんか解らんが駄目っぽい。解らん。


兎に角おりてみようほぉうっがっ(転んだ)


※ 凄く滑るんですよ、この道。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


辛く、厳しい、そして感じる以上にとても長い60分が無言で経過した。今回もいつもの無茶振り大歓迎の相棒を引き連れて行ったのだが兎に角無言、そして埋没の為の撤退を決定した時の虚無感と言ったらもう。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川


帰ります、遡上中に幾つか越えた小さな滝を震える足で(悔しさではなくて恐ろしい程の疲労感の為)降ります。恐ろしく無駄な2時間を、いや費やした120分と蓄積した120%の疲労を感じてひたすら車のデポ地に向けて歩きます。


さて。もう少し詳しく説明しましょう。


この遡上ルート、15年~20年前までは旧林業道が確かに残っていました。今回の遡上でも部分的に川の左側に姿を見せてくれましたがその殆どが土砂崩れにて崩壊、そして倒木とブッシュ、加えて枯渇気味の川底は部分的に深いもののマディで歩き辛い。万年日陰の小さな滝達はナメ岩で途中から川が2支に枝別れ、本流を更に遡上するも途中で埋没。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川 もう少し行けない事も無いですが現実的な徒歩ルートでは無くなっています、また等高線と随分違う地形は近年の集中豪雨や周辺の山間部開発によって変化した物と推測されます。


と、言う事で遡上ルートは断念。滝上部からの降下ルートへと予定変更です。


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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川

先程もちょっとだけ登場した地元民のKさん、実は昔からの地元民の為に企業敷地内へ入る鍵を所有されている。ゲートを開放してくれた上に最奥部に約十代300年以上住み続けていると言うOさんを紹介してくれると言う、ひゃっほーい。


Kさんには調査訪問の時にうどんをご馳走に成ったりゴルフ場とのアンコ対応してもらったりアタック当日には朝食やら車出してもらったりと本当にお世話に成った、お土産の日本酒と焼酎をお渡ししていざ彼の地へ。


企業敷地内と言ってもマザー牧場の建設時の工事用道路や管理用道路で舗装なんてされてない、マザー牧場裏手の従業員駐車場に到着するまでずっと山道だった、いやぁ軽トラ最強です。


Oさんのお宅へ到着して簡単な地形の説明を受け、いざ植林された急斜面を降りて行きます。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-房総 秘瀑 間滝 瀑布帯 遡行 恩田川 ここからのアクセスは急斜面だけれども遡上ルートの5分の1程の距離だ。


しかし転んだら谷底へ一直線。慎重に降ります、途中トラバース出来る岩肌に取り付いたりしながら更に下ると、ほほう。こりゃ滝の音ですな、聞こえますよ。


しかし。


こりゃ見事な崖ですよ、まあそんなに高くは無いけど10メートルちょい+ちょっとだけオーバーハング。まあ、これなら行けるでしょ。ラペリングにて降下開始。


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まあこの辺は前回も来たので難なくクリア、まずは水量などをチェック。シャワーラペの時に重要なのは地形の状況把握と流れ込む水量、そして滝に落ち込む水の飛散距離やルート上に流れる勢いなどの確認。


と、言うのもシャワーラペは通常と違いロープは濡れて重くなり、しかも身体の体温も奪っていく。水量が多いと踏ん張る足に予想以上の負荷が掛かって滑る切っ掛けやステップポイントの見逃しにも通じる。


これからシャワーラペに挑戦する方はご留意を。


因みにココから更に上流へ向う事も出来る、小さな砂防ダム(砂防堰堤)を乗り越えて湧水地付近まで行く事も可能。富津市に確認を取ったがこの砂防堰堤は設置の存在を知らなかったとの事、富津市管理の河川において無許可の砂防堰堤…誰がなんの為に何時?


少々疑問が残る存在だけれどレポートを続けよう。


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アメブロのテキスト24キロバイト規制の為、後編へ続きます。後編は以下よりどうぞ。今回のレポートは前編と後編を一度にエントリーしているので直ぐにお読み頂けます。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-contents_report_192_34


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REPORT - 192 │ 間滝 - 後編

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千葉県 │ 間滝(麻滝/間ノ滝/魔の滝)


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 138 間滝(麻滝)


前編は以下よりどうぞ。


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-contents_report_192_35


6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-廃虚 廃村 秘境 房総 間滝 沢 滝


前編からのレポート続けます。


まずは地形の把握から入る、冬季と雰囲気は一転しているけれど地形が変化した訳じゃない。カメラの機材を背負って安全に降下する為にビレイが取れる場所とプーリーが設置出来る樹木を探す。


岩壁に囲まれた滝上部、ビレイの場所は取れてもビレイを取る人間の安全確保が心配だ。またプーリーが設置出来そうな樹木も少々距離が在る、岩壁に再度登って上方の樹木からロープを垂らす案を採用、ロープへの負荷バランスが良くないが仕方ない。


結局ビレイスポット後方の樹木からロープをエクステして滝を降りる事にした、セーフティロープも同様に設置してフックポイントとステップポイントの確認、水量の確認を行う。


(photograph : saorigraph)


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(photograph : saorigraph)


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最初に降りるのは割橋シリーズで特攻(ぶっこみ)担当のいつもの相棒、ワタクシ、新顔の学生の順、弟子(♀2○歳)は無線を持たせて上部待機。相棒に先行させて間滝第一瀑布の滝壺と着地地点の確保、確認をしてもらい、更にビレイを取って順番に降下。最終的には機材を背負った僕が滝壺より更に奥の間滝第二瀑布手前まで後退する事にした。


※ シャワーラペには本来12mm以上のザイルを使用、今回は使い捨ての為編みロープを使用しました。


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どうやら第一瀑布は攻略可能の用だ。さて、問題はここからなのだ。


この小さな第一瀑布のエントランス部分から今まで間滝の全容とされて来た第二瀑布を降下する事に成る。しかしここからビレイやセーフティロープを新規に設置する事が出来ない、つまり最上部から伸ばしたロープで更に降下すると言う事だ。


(photograph : saorigraph)


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ダブルロープとは言え新規に負荷方向を変更出来ない状態での降下は少々危険だ、たかだか10メートルだがそれでも一歩間違えれば大怪我をする事になり兼ねない。


第二瀑布の上部から下を覗き込むと抉り込む様なゴルジュ、そして堆積物が邪魔して見辛いけどオーバーハングして流れ落ちている事が解る。つまり滝上部からは第二瀑布の滝壺を見る事が出来ない、うーんコレは困った。


遡行ルートが壊滅的な現在、第二瀑布にどうやってアプローチするか。


悩んだ末、もう一度来たルートを途中まで戻って迂回する事に。道なき道を恐らく初めて踏破するルーファンが予想される。まあ取り合えずは美しい秘瀑「間滝・第一瀑布」を撮影するとしよう。


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機材を片付けていざ撮影、資料写真用に沢山撮ったがココで全て紹介するのは控えよう。横構図と縦構図を撮影して撤収作業開始、これから第二瀑布に向う事に成る。


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一先ずはお疲れ様でした、しかしこの後に地獄の山行が待っているとはなぁ。


間滝(まのたき)第一瀑布


上流から数箇所設置されている砂防ダムを昇降しながら下ると間滝第一瀑布が見えてくる、過去に間滝とされて来た第二瀑布を含めて複合連続瀑布帯(小滝を含めると5つの瀑布帯)が形成されていてこの第一瀑布が最初の滝と成る。


アプローチの難易度は10段階評価で2~3(沢屋・岩屋的考察)程度、一般的に少々厳しい地形(急傾斜)とルーファンを要する。この場所は必然的に個人が勝手にアプローチ出来る場所ではないのでどうしても行きたい方はお問合せ下さい、来訪目的によっては対応致します。


因みに地元の方(上流部に家屋が在る方)が言う間滝は実はこの第一瀑布の事でして、下流部の方が言う間滝は第二瀑布と言うちょっと変わった認識のされ方をした連続瀑布です。この辺も実は色々と伝記や言い伝えを含めて調査したのですが長く成るので割愛させて下さい。


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さて、第一瀑布からのラペリングが不可能だったので迂回ルートを選択して道無き道を開拓しながらのルーファン。所々に炭焼き時代の古道が薄っすらと見え隠れ、何箇所かロープを垂らして急斜面を慎重に降りると1時間程で第二瀑布の流れ落ちる音が聞こえて来ました。


下流からの遡行ルートも断絶した今、ゴルジュをラペで降下するしか第二瀑布(今まで間滝の本滝とされてきた滝)へ向うルートは在りません。


当然ラペで降りたら垂直懸垂登攀するしか帰路は在りません、ゴルジュの壁質は硬度の低い泥岩踏ん張る事は出来ません。もし独自にこの場所にたどり着いても単独アタックは絶対にしないで下さい、岩屋経験者が数人居て初めて10~20メートルの泥岩登攀は可能と成ります。


因みに第二瀑布手前には15年前に残されたテレビ取材で使用されたと思われるロープを発見しました、しかも別目的と思われる登攀用のハンガーボルトの打痕も数箇所。どう考えてもこんなに軟質な壁に意味を成さないのに何故打ったのか、そう言えば第一瀑布にもステップポイントやフックポイント用に抉った跡が残されていたな。


(photograph : saorigraph)


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奥が下流、この先50メートル程の絶壁をラペで降りて来た。驚いた事に前回初めて田代滝でラペリングを教えたばかりの弟子(♀2○歳)が降りて来てるではないか…


REPORT - 189 │ 田代滝
http://ameblo.jp/6blogs/entry-11310212069.html


「き、貴様どうやってココまで来たんだよ!まさか降りてきたのか。」
「えー、だって間滝見に来たたしー。見ないと意味ないしー。」


ジーザス


おまえスゲーな、僕だって降下するのにちょっと考えたのに。てっきり崖上でポニョってるかと思ってたよ、スゲーよホントに。


これが若さか。


「おまえ帰りどうすんだよ、アレ登れねぇだろが」
「えー、多分なんとか成りますよー(真顔)」


そして弟子(♀2○歳)は一瞬満面の笑みを零す、これはいい笑顔(椎名軽穂が真っ青級)。


ラーメンのチャーシューは最初に、寿司は下痢するまでウニ、宝くじ売り場での第一声は「当たり券1枚」…彼女は全力なのだ、如何なる時も。


(photograph : +10)


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それでは単体の滝とされて来た間滝の第二瀑布に向うとしよう。


ゴルジュ上部からラペで降下、下方10メートルはナメ泥質の垂直壁。正直に話すとロープの回収が出来なかった場所が在る、内緒な(震え声)。


降下地点から50メートル程上流へ遡行すると滝の音が聞こえてくる、段階的な小滝群が姿を現して来訪者を阻む。小さな連続瀑布帯M字に入り組んで10メートル程登る事に成る、そして最後のクランクを曲がるとずっと逢いたかった第二瀑布が眼前に。


(photograph : +10)


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色々凄過ぎてわからない

「コレかな?」
「コレですね」


相棒も興奮気味に話す、そして勢い余って尿意を開放する。


放尿をしに向った相棒が大地に向って何やら叫んでいた、


「月光蝶であるっ!」


絶好調である。ディアナ様、先を急ぎましょう。


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1時間程前に顔を覗かせた滝上部、下から見るとこう成っていたのか。来てみれば成る程、人を寄せ付けない立地条件だ。以降も訪れる人間は居ないか少ないだろう場所、そんな場所に来れた事が何とも嬉しいではありませんか。


辛く厳しい行程の最後にやっとこさで見る事が叶った間滝、その迫力も当然の事ながらなんとも美しい。


それでは帰路に着くとしよう、写真には残って無いのだけど本当に辛くて軽く遭難するかも…なんて思った一行が協力者のKさん宅に到着するまで凡そ2時間を要する事に成る。第二瀑布の詳細は下記参照、アプローチ難易度10段階評価の5+と言った所、装備が有ればなんとか。


色々と現地調査を行い、資料写真も沢山撮影した。美しい風景に眼球破裂、房総の山に痺れ帰宅後に同行者全一致で吐いた言葉があった。


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それ程辛い取材撮影だった、房総侮るべからず。兎に角本当に辛かった。


(photograph : saorigraph)


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それでは最後にこの房総の秘瀑と名高い「間滝」に纏わる色々な事柄を書き連ねようか。


房総の秘瀑「間滝」とは


間滝は地元では殆どの人が知っている滝で実は秘瀑と言われる様な存在ではない、しかしそのアクセスの困難さが人を遠ざける結果に成り、付近の地域から少々離れると殆どその存在を知らないと言う事に成った様だ。


富津市での確認は1997年中頃、富津市広報誌に連載が開始される予定だった「滝シリーズ」に先駆けての事前調査が切っ掛けだった。この「滝シリーズ」が開始される事に成った経緯には写真家の菅原譲太郎氏が「富津市内の滝を紹介してほしい」との要望を行政サイドに打診し、元々広報誌で「癒し」をテーマに何かに焦点を当てる企画が立ち上がっていた事で話がまとまった様だ。


富津市広報誌の連載が決まり、「滝シリーズ」第2回(1997年12月01日発行/広報誌309号)に選ばれたのがこの「間滝」で続けて第3回(1998年02月01日発行/広報誌310号)にも登場している。今迄は地元民しか知らなかった秘境の滝「間滝」が初めて公共の目にお披露目したのだけれど実は時を同じくして全国区でも知れる存在と成る。


なんと1997年10月頃、広報誌に先駆けて日本テレビがこの「間滝」を取材していたのだ。番組は当時日本テレビでは朝の顔だった「ズームイン朝」で短い時間ながら確かに「間滝」を取上げて内容がテレビで放映された様だ。この取材時にも既に登場したOさんが全面的に協力し、今回の滝上部からのルートを取材班に教えたとの事。


この様に一時期的にメディアに取り上げられたこの滝だったのだけれど日々暴力的に生産される数多の情報に埋もれ、結局は一部の沢屋や滝好きの記憶に残るばかりと成った様だ。行政サイドからは当時の富津市広報誌のサンプルデータを頂いたのだけれど菅原譲太郎氏の写真に著作権があり、ここでその間々お見せする事は出来ないのが残念だ。少々画像と掲載方法を変えてご紹介しよう。


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平成10年02月号 間の滝(まのたき)その1 田倉


「自然のままの姿が迫力に満ち、美しい」


「滝つぼには大きなクモが住み、滝を見に行った人はそのまま帰ってこない」と地元の言い伝えがある間滝。秘境の素朴さとぶきみさをあわせ持ち、自然のままの姿が見る人を圧倒します。落差10メートルから流れ落ちる滝は、悠久の時を刻んで岩肌をえぐるように浸食し続けています。自らの姿を隠すように奥へ奥へと。切り立つ岩に響き、とどろく水音。断がいが迫り、昼なお暗い間滝は、「魔の滝」の呼び名がふさわしいようです。


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平成10年02月号 間の滝(まのたき)その2 田倉


「初めて全姿を現した、幻の滝」


前回紹介の「間滝」の上には、「もう一つの滝」が…。やぶを下り、沢を登って、やっとたどり着いた間滝。滝口に横たわった流木を取り除こうと再びやぶの中へ。目的の流木へたどり着いたつもりが、そこは、もう一つの間滝の口でした。垂直に落ちているため上からのぞいても姿は見えません。下の滝に10メートルのはしごをかけ、瀑音の中、飛まつを浴びながらやっとの思いで上の滝と対面。断がいをえぐり、落差7メートルを一気に落ちる滝、とどろく水音。おそらく、ファインダーからのぞかれたのは初めてでしょうが、たじろがず「威風堂々」の言葉がぴったりの名瀑です。


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広報誌にも在る様に巨大な蜘蛛が滝に住み着き、滝見客を蜘蛛の糸で巻いて食べてしまうと言う恐ろしい言い伝えが残る間滝。呼び名が「まのたき」で在った事から言い伝えを知った地元民は皆「魔ノ滝」と勘違いしていた、と子供の頃の思い出を話してくれました。


魔物が住む滝、間滝。数度だけだけれども訪れてその魔物に確かに取り憑かれた事が解る、自然の美しさは確かに魔物。ウッカリ足を踏み入れると大怪我をすると言う古い言い伝えが蜘蛛の姿を借りて語り継がれたのだろう。


こんな美しい間滝では在るけれど北側(源流)にマザー牧場が出来てからは水質が悪化し、下流にはゴミが小さなダム造る様に堰き止めていた。東側のゴルフ場からも変色した水が支流に流れ込んでいるのを確認している、無責任な飼い主が放した犬達が集団と成って野犬化して滝付近に姿を現す事も在る(実際に遡上中に多数の野犬の声に追い掛けられました、姿は確認出来ず)。現地を訪れた者からしたら秘瀑は秘瀑として残して行きたいと思う、なのでこの間滝の詳細な場所は掲載しない事とした。説明部分にも一部大げさなフェイクを混ぜた、地元民からの希望でも在るのでご了承願いたい。


国内でダントツに低い原野を持つ房総半島、それでも魅力溢れる沢や滝は沢山在る。間滝もその一つだと思って貰えたら沢屋として何より嬉しい限りだ。


今回のレポートは以上です。


※ 間滝周辺は現在富津市管理課が管理する土地です、個人・企業の土地では在りません。
※ 遡上、滝降り共に個人敷地内からのアクセスの為に一般の来訪は出来ません。
※ 間滝への同行依頼・詳細の問い合わせ等はお受け出来ません、何卒ご了承下さい。


(どうしても…と言う方は市・土地管理宅の方と協議をして餡子対応させて頂きます)


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アプローチ
秘境及び廃墟物件は自然保護と建造物保護の為に不掲載としています、申し訳御座いません。


地図リンク
秘境及び廃墟物件は自然保護と建造物保護の為に不掲載としています、申し訳御座いません。


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REPORT - 193 │ 小鹿野町三山 廃吊橋

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埼玉県 │小鹿野町三山の廃吊橋


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 小鹿野町三山の廃吊橋


以前から気に成っていた廃橋が在った、それは小さくて高さも10メートル以下の割橋物件としては過去最小規模の吊橋。それでも何故か惹き付けられるその造形、そのロケーション。当日はついで物件として訪問したけど終わってみればメインに据えても良かったなぁと思える素敵な廃橋だった。


場所は埼玉県秩父郡小鹿野町三山、ピンと来た方も居るだろうか。「山行が」さんでも紹介された「橋梁レポート 小鹿野町三山の廃吊橋」、この物件だ。


山さ行がねが - 小鹿野町三山の廃吊橋
http://yamaiga.com/bridge/tanokasira/main.html


興味が在る方は是非、詳細には触れられていないものの素晴らしい渡橋レポートと成っている。橋の種類など建築技術に触れる内容も在ります。


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さて我々は、と言いますと。


独自の調査といつも通りのぶら下り健康法、そしてジャングルジムを楽しんで来たのでした。それではその模様を短いですがエントリーさせて頂きましょう。


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国道299号線の旧道と成るこの場所、民家も無くて車も殆ど通る事が無い。当日も会ったのは釣人1人だけで地元の車が帰り際に1台通過したのみ、その間1時間以上だったが随分と閑散とした雰囲気だ。


車のデポ地から歩く事50メートル、赤平川に掛かる今回の物件「小鹿野町三山の廃吊橋」が見えて来た。第一印象は「ちいせぇな」、これ本当に割橋に成るのかなぁと。


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ああ、やっぱりねこう成りますよね。事前調査でもこの廃橋に関しての資料は乏しく、名称や竣工日などの詳細は解らず。行政にもお尋ねしたのだけどなんとこの橋に関する資料は保管されていないそうで。


ただ補足として教えて頂いたのはこの橋と上流に架かる類似吊橋(場所は以下URL参照)が同時期に建設された事、建設業者が同一で在る事の2点だった。


上流に架かる類似吊橋(こちらの吊橋は廃橋ではない)
http://yahoo.jp/JfWmad


参考としてその類似吊橋を取上げているサイトも記載しておこう。


きまぐれ旅写真館 - 名称不明の橋
http://www.geocities.jp/fukadasoft/bridges/olds/ogano/index2.html


埼玉発 おとなの小探険 - 埼玉県小鹿野町 あの廃吊橋再訪
http://blogs.yahoo.co.jp/takaratta1152/37604054.html


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それではアプローチ開始。スタートして直ぐに高低差が出てくるので5メートルも進むと10メートルの落差が生じる、それでもやはり低く感じてしまうのは慣れの怖い所。


さて、最初に在る程度のタネ明かしをしておこう。


この吊橋も上記にて紹介した類似吊橋も同じ目的で作られている、それは旧林道を遮る赤平川のバイパスだ。実は両方とも橋の前後に現在では使用しなくなった(造成されて消滅した)林道が在った、竣工時期は1970年前後だと後の地元住民の聴き取り調査で判明したのだけど正確性には欠ける。


もう少し色々と調べたのだけど建築行政に係るルートから判明した事と地元住民から聴き取りした内容が合致しないので今回は掲載を見送った、機会が在ればその詳細をお知らせしたいとも考えています。


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うん、確かにボロボロだけれども…。高所の岸壁ラペに比べたら幼戯同然か、それでも雰囲気は素晴らしく良いし撮影被写体としても十分美しい。もう少し進んでみよう。


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トラス部分まで来た、コレは美しいな。紅く塗装された橋梁と自然の緑が何とも撮影意欲を掻き立てるでは在りませんか、一応安全帯を使用して安全確保には留意します。


橋床板が腐り落ちているのでトラスのアングル部分を歩きます、橋床板を支えるブレスは只のフラットバーなのでアングル歩行メイン。枠材には釘が連打されているので気を付けます。


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ステップポイントがないのでリペに成る、んだども10メートルでリペかぁ。非常に詰まらんな、取り合えず主索にビレイを取って降下準備だけしてみようか。


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相棒も高低差が少ないものだから詰らなそう、低いものねぇ…。希望としては、
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を是非お願いしたいのだけれど。帰りにうどん奢るぜ?


なあ、やれよ。うどん奢るって。
「やっだぁ~☆(真顔)」


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トラス部分に戻ってきた、この場所にはコノ「」を撮りに来た様なもの。もう少し高さが在れば広角の魅力が引き出せたのになぁ、てっか蚊が多いよ。


飽きて来たので駄菓子の話を始めた。


昔在ったじゃん、なんか練るお菓子
「ああ、練れば練るほど色が変わって最悪の場合死に至るやつですね」


そんなだっけか?


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トラス部分を降りてきた、下から見上げた「小鹿野町三山の廃吊橋」は中々の迫力だ。蛇足かもしれないけどこの赤平川に架かる橋の内、既に解体再建設された橋の中にこの廃橋と類似する物が3つ在った事が解った。現在は近代橋に生まれ変わったのだけど同時期に建設された吊橋はこの「小鹿野町三山の廃吊橋」と既述した類似橋の他にも存在していたのは余り知られていない事実だったりする。


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人間が単体で渡橋する強度は残されているのだけど主索その他ワイヤー類がもう駄目、橋床板もその殆どが腐敗して中央部の板も時間の問題。訪問しても渡るのは控えて頂きたい…と大きな声では言えない立場の注意喚起、一応。


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それではそろそろ帰りますか、着替えて帰り道のナビ設定をする。


ナビ「およそ、200km先、目的地周辺です。音声案内を終了します」


え?


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アプローチ
国道299号線小鹿野町三山附近、旧道と新道が交差すして旧道の中間部分に。赤平川に類似した吊橋も在るがこの橋だけは立入禁止とされている。


地図リンク
http://yahoo.jp/OlO0EM


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REPORT - 194 │ 日窒鉱山 解体済み関連施設

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埼玉県│秩父鉱山(ニッチツ/日窒)関連遺構


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 解体済み関連施設


今までもこの「行ってみたレポート」で数回、ニッチツこと秩父鉱山の関連施設を紹介してきた。中には余りに有名で現在セキュリティが厳重化された遺構も在る程。過去のエントリーは以下よりどうぞ。


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さて、今回は別件で秩父鉱山を通過した時に気に成った物件に寄ってみた。と、言ってもグーグルさんの航空地図写真で以前から調査したいなぁとは思っていた場所。


が。


行ってみたら見事に全部解体済み、辛うじて少し離れた場所に一棟だけ重機の設置跡が残る廃屋が在るだけだった。帰宅後の机上調査で2009年頃には既に解体されていた事が判明したのだけどその詳細は解らなかった、特に再調査する様な物件でも無さそうだったので写真のみのレポートだけれど尺稼ぎのエントリーとして。てへ。


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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-秩父 日窒鉱山 廃校 廃虚 航空写真ではシッカリと写ってるのよねぇ、んだから期待してたんです。ところがどっこい撮影予定だった建造物の殆どがログアウトしてるんだもの、いつも割橋で同行する相棒も顔がイカみたいになってる。

おい、おまえドントマインド


それじゃデポ地から一番近いのにグルッと大回りした最後の廃屋さんにお邪魔しましょう。


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おおう、カットした鼻毛が急に伸びちまう雰囲気じゃねーですか。相棒がイカ顔から急にビタミン漲る力士の表情に早変わり、


「GOD'S and DEATH …」


何言ってんだお前、シッカリしろよ。糸井重里も言っていたろ、「辛うじて生きてろ」と。


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中はがらーんとしてて残留物少なめ、場所的に鉱山のメイン地区から随分と離れているから加工や巻上とか重要な拠点では無いと思うのだけれど…解らんです。


既に解体された遺構さんと関連が在るならば結構な規模かもしれないけど机上調査でも判明せず、興味も沸かず追加調査なしでフィニッシュです。


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少ない残留物も住宅区画から持ち込まれたゴミの様でここに在った物は見当たらない、基礎部分と残されたコードなどから発電施設が在ったのかなぁとも。撮影意欲が沸いたのは辛うじてこの朽ちたヴィンテージのアーロンチェア、デスクワークには必須です。


「昭和33年3月3日に生まれた人は、平成3年3月3日に33歳に成るんですよ」
突然何言い出すんだよ、脳味噌に柔軟材使い過ぎじゃねぇのか


「ピーマンはナス科なんですよっ!」
何キレてんだよ、あ…でもそうなんだ、勉強に成った


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「あのナイフ、デザインから見てペンズの中期型…」


相棒が1人で何かブツブツ言ってるけど放っておこう、先に車に戻って次の物件までのルートを確認する。15分程して降りて来た相棒が興奮気に、


「牢獄の庭を歩く自由より、嵐の海だがどこまでも泳げる自由を、私なら選ぶ。」


ぶ、ブライトさん…じゃなかった。艦長違いだった、そして意味が解らなかった。気まずい空気に耐えられず「へへへ」と愛想笑いをした僕だったが車中ではお互い無言だった。


そうか、「沈黙」がオチって訳だな相棒よ。


今回は以上です。


アプローチ
県道210号線、ニッチツを要する秩父鉱山から更に北上。ニッチツ社宅跡から400メートル程進むと1棟だけ廃屋が確認出来る、上部の関連施設は全て解体済み。


地図リンク
http://yahoo.jp/rOKRkW


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わ、私がやりました…。


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お寺の猫は良い、人にとっては神仏だろうがお墓だろうが彼らにはお構いなし。そりゃそうだ、彼らにとっての神様は自分だもの。


動作の一つ一つがとても美しくて暫く見惚れてると墓の守人が「人の家の墓で何やってんだ」みたいな顔でやってきた、謎のアイコンタクトで「ほら、猫。可愛いですよね…」って送った視線の先にもう猫は居ませんでしたよ、ええ。


photograph - nee


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REPORT - 195 │ 秩父鉱山雁掛沢

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6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-秩父鉱山雁掛沢 雁掛第五坑道口 処理鉱水坑口


埼玉県 │ 秩父鉱山雁掛沢(雁掛第五坑道口/処理鉱水坑口)


滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 秩父鉱山雁掛沢


沢屋では有名なニッチツの敷地内(放置区域)を含む六助沢、適度なガレと川の流れ、そして険しい大小様々な滝。廃虚好きの沢屋なんて見た事もないからこの両方を楽しめる場所って言ったら随分前からツバを垂らす、いや付けておいてもオカシクない。


散々遊ばせて頂いたニッチツだけど沢でアタックは今回が初めて、そして残念な結末を迎えるこの物件へのアプローチ。色々と来るのが遅過ぎた感は在るけれどその美しい自然は健在でして。


一粒で2度3度も美味しいこの物件のレポートを始めようか。


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沢屋で有名な六助沢だけれどグルッと回ると雁掛沢と合流して下る事に成る、今回はその降りルートを遡上する形で幾つかの鉱山遺構を撮影しようと現地にやって来た。中津川水系の沢には散々と苦労させられてきたけどこの雁掛沢は緩い、本当に緩過ぎて軽いトレッキングの様な感じ。沢屋さんなら困るポイントは一切無し、六助沢は危険な場所が結構在るけれどこの秩父鉱山遺構を狙うルートは恐らく運動不足の方でも歩ける位だと感じた。


が、勿論オススメはしない。それなりタイトな場所や滑落の危険性は在るルート、あくまでガレ好きの沢屋の所見だと思って下さい。それではまず今回のルートをご説明しましょう。
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地図の雁掛トンネル先1キロ程の場所に車をデポ、そこから閉鎖された鉱山道を登り「工具保管小屋」を最初のポイントとして雁掛沢を遡上する。遺構を全て見ると半日は消費するので撮影意欲が沸いた物だけ選択、沢も途中まで登って撮影した後に多少の迂回は在ったけど来たルートをなぞって帰路とした。


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旧鉱山道を登り始めると直ぐに「工具保管小屋」が姿を現した、勿論現在では使用されていない。この道自体殆ど使用されていないのだけれど運が悪いと鉱山関係者と鉢合わせする事に成る、それはこのニッチツが抱える鉱水の処理施設の補修や新規建設に伴う工事の時。


実は今回もその工事の直ぐ後に来た所為で一番楽しみにしていた風景を拝む事が出来なかった、と言うか恐らくに二度と見る事が出来ないかもしれない。


その辺に関してはまた後程。
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「工具保管小屋」の場所はココ、9月中旬だと言うのに紅葉が始まっていたのには驚いた。地元の千葉県では連日30度越えの残暑がココでは嘘の様。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-秩父鉱山雁掛沢 雁掛第五坑道口 処理鉱水坑口 秩父鉱山の雁掛第一坑道口が在る「第二沈殿池」、他にも「第二沈砂池」や「第二堆積場」などの呼び名が在るが鉱山としての正式名称は「秩父鉱山第二沈殿池」。排鉱水の処理を保留(鉱水処理と埋立処理の分割)する為に作られた池、現在新たに検査と処理の為の縦口戸を製作中で鉱山施設内に在るシックナーまで伸びた排水管も新しく(2012年新規設置)された。


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秩父鉱山に関する社歴と周辺地域の問題を纏めた冊子が行政に保存されているので詳細を知りたい方は各々調べてみて欲しい、また足尾銅山同様に自然汚染の問題を多数抱えていてコノ場所もその一つ。一見自然に帰りつつ在る様に見えるけど実の所は重度汚染区域だったりします。


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この場所、定期検査では群生植物の汚染濃度、掘られた側溝に沁み込んだ土壌汚染度、各気象下においての空気汚染度を年に数度計測している。全然使われて居ない様に見えて以外と頻繁に鉱山関係者の車両が「第二沈殿池」へやって来ます。


車両はこの先の「雁掛第一堰堤」まで乗り入れされていて勿論当日も新しい轍を発見しました、こりゃ中々来れないのかなぁ。六助沢からの帰路として便利なんだけどなぁ。
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-秩父鉱山雁掛沢 雁掛第五坑道口 処理鉱水坑口 幾つかの砂防堰堤鉱水処理堰堤を巻いてやって来ました「雁掛精錬所」、と言っても簡易精錬所として使用されていて鉱脈に沿って幾つかの関連施設が今でも残されている。建設に併用された空中索道と鉱山軌道が崩壊した現在、この施設群を解体する術が少ない状況だ。


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精錬関連施設の中で現存する最大規模の遺構「圧機室」へ到着、中には1957年に日立製作所が製作した大型コンプレッサーが鎮座していた。


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「こ、これは…圧機室…」
知っているのか、雷電!


「と、書いてある。」
どすこい喫茶かよ…。


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どうにもホコリっぽくて宜しくない。


埃「吸いたいんだろ?体は掃除機だな」


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周囲には崩壊した小屋3軒、辛うじて建っている検査小屋1軒が見て取れる。また今回の最大の目的だった大捷坑の鉱水の排水現場の撮影、赤岩鉱床六助鉱床からの砕石を繋いだ空中索道跡、六助鉱床へと続く通洞坑など見所が集中しているので期待が膨らむ。


さて、それでは見せ場と成る大捷坑ちゃんを拝みに行きますか。


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え?あれ?排水してない…だと?


やる気は?
「ZERO[zíːroʊ]」


スゲーな、ネガティブみたいな発音な
「ネイティブですよ」


神奈子か
「諏訪子ですね」


ちょっと待ってくれ、僕らはな。「遺構調査機構」さんの素晴らしい1枚の写真の風景を目指してやって来たんだよ、それなのに…そりゃ無いよセニョール。


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相変わらず美しい写真、そのロケーション。この1枚に惚れて糞ツマラナイ鉱山道と難易度の低過ぎる雁掛沢を遡上したのに、なんで枯渇してるんだよ。ちゃんと前日まで雨も降っていたし実際沢の水量も多いし…それなのに何故…。


ガックリ来た、撮影意欲が削げた。もう駄目だ、帰りたい


余談だが「遺構調査機構」さんのレポートはどれもが詳細で特に鉱山内の写真が大変美しい、廃虚や鉱山などに興味が無くてもその素晴らしい画像に息を呑む筈。


遺構調査機構
http://www.geocities.jp/shyu0530/


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しかし有名な六助沢じゃなくてマイナーな雁掛沢まで来たんだ、少し位登って行こうじゃないか。この沢の上流へのアプローチはロープも要らないしな、沢シューズじゃなくてブーツだけど行けそうだ。


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「こりゃ簡単そうですね、全裸でも行けるでしょう」


そう呟いて服を脱ぎ出した相棒に叱咤する。


てめぇ山ナメるんじゃねぇぞ、そうやって油断するから滑落したり道に迷ったりお湯捨てる前にソース入れちゃったり米澤円の凄さに気付かなかったり尖閣諸島は日本の


省略されました
6Frogs - 行ってみたら凄かった。 │ 廃虚や廃村、秘境や遺構の調査レポート-秩父鉱山雁掛沢 雁掛第五坑道口 処理鉱水坑口 さて、ココからは沢屋の本領発揮。スイスイと登っていく訳ですが全く同じ風景が続きますので1枚だけ貼って終わりにしましょう。


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緩い傾斜に見えますがこの先に進むに連れてどんどんと急斜面に成ります、途中巻いたりトラバースしたりして六助沢に回り込むのが沢屋のルートですが今回はこの辺で引き返します。それもこれも全部はヤル気をゴッソリと削いでくれた大捷坑何で排水してないんだーっと。


いや、実は現地調査でその答えを知る事が出来ました。


雁掛沢に残る秩父鉱山の関連遺構ですが実際には鉱水(鉱毒)の処理に伴う為に色々と工事が行われています、2012年も結構な工事が在りまして岩壁造成、鉱水配管の補修と新規設置など。その中にこの大捷坑の鉱水を排水用パイプに直結させて処理施設まで流し込む工事が行われておりました、つまりは大捷坑の坑内はカラカラで侵入も出来ますし内部を高出力ライトで照らして撮影する事も可能です。


坑内を撮影したい方にはウッテツケと成りましたが排水の現場を楽しみにしていた者としては非常に残念なこの工事、配管の設置は幾つか予定されている様で今後も増設される様です。よっぽどの大雨ならまだ排水を拝めますがそれも排水管が増設されるまでの間であって何時まで見れるか解りません。


第二沈殿池の大規模造成の話も出ている様で噂の段階ですが今後あの場所がどの様に変化するのか大変興味が在ります、が…もう行く事は無いだろうなぁ…。


以上、本命「大捷坑排水」の時期を逃した「秩父鉱山雁掛沢」レポートを終わりたいと思います。ガッデム


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最後にコノ場所から少々離れてはいるけど奥秩父の山々の怖さを知る災害事故が数年前に在った、埼玉の沢を歩いている人には非常に有名なお話。この事故の内容を紹介して終わりたい。


1次被害として最初の犠牲者は「東京都連盟2010年沢教室」の「沢登り登山教室のプログラム」中に滑落した女性、この女性に関する「沢登り登山教室のプログラム」に対する様々な初心者的な行動が取上げられたのだけどここでは割愛しよう。


そしてこの女性を救助に向った「埼玉県防災救助隊」の防災ヘリコプターが墜落、救助の為に乗り合わせた5人が全員亡くなっている。この事故が2次災害と成る。


次にこの事故現場の撮影に向った一般の方(と言っても極一部の人には有名な存在だったけれども)が事故現場から100メートル手前で滑落、防災ヘリコプター墜落現場の現場検証に向う途中の埼玉県警秩父署の署員が発見。しかし発見時こそ意識は在ったもののその後病院で死亡が確認された。驚く事にこの3次災害までが7月25日同日に起きている、ホント驚き。


月を挟んで8月1日、今度はこの事故現場を取材しようとした日本テレビのクルー2人が取材規定を無視し、ガイドの警告さえも気に掛けず強行登山。その結果遭難して2人とも亡くなっている、最初の滑落事故から合計9名の死者を出した場所は奥秩父の滝川と言う所。


沢屋には有名な滝川ブドウ沢、生粋の沢屋なら実はそれ程の難所が無いルートの筈なんだけどなぁ。って油断が一番危ない事を既述の連鎖災害が指し示している、ホームとしてる房総の山々も実は危ない地形が溢れている。


一見して緩いルートにいい加減なルーファン、そして知識と装備の不足。事故や災害を引起す要因としては上位に入るだろう、後は経験豊富が故の油断とか。沢歩きやクライミングはとっても楽しいけれども危険とも隣り合わせって事を留意して楽しんで欲しい、これから沢を楽しみたい方には特に気に留めて欲しい連続遭難事故をご紹介しました。


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アプローチ
ニッチツで有名な小倉沢地区、県道210号線上の秩父鉱山簡易郵便局の先の枝(旧鉱山道)から第二沈殿池へ。そこからは願掛沢を遡上して大捷坑へ。


地図リンク
http://yahoo.jp/s0ax7u


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REPORT - 108 │ ロワジール伊東赤坂(軍艦マンション)

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静岡県│ロワジール伊東赤坂(軍艦マンション)


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この物件に関し、以下の企業から削除依頼が在りました。削除要請の過程に関して随分と不自然な部分、高圧的且つ思い込みによる脅迫が在りましたが実在する企業からである点、独自調査で付随問題も解決出来たので削除と言う形に至りました。


ソートされたウェブアーカイブを教えて頂きました、以下URL海外のアーカイブサービスで当方の管理外です。各々様、自己責任にて閲覧下さい。


Archive.is : REPORT - 108 │ ロワジール伊東赤坂(軍艦マンション)
http://archive.is/R3PG


またインターネットアーカイブでもソートされておりました。


Internet Archive - アーカイブページ
http://liveweb.archive.org/http://ameblo.jp/6blogs/entry-10924554465.html


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当サイトに削除依頼を出された企業は以下の通り。


会社名称:株式会社ケイ・コーポレーション
業務内容:ゲームソフト作成・不動産業・物品賃貸業・建物売買業・土地売買業
本社所在:〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜19F
電話番号:045-440-1161 [ FAX:1140 ]
所在確認:http://yahoo.jp/7MUciq
諸支所在:静岡県伊豆市内
従業員数:50人弱
削除担当:k_corporation@juno.ocn.ne.jp


以上を持ちまして削除以来に対応しました、お手数かと思いますが削除されたエントリー内容は有志が取得したウェブ魚拓からご確認下さい。


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