福島県│翁島ペンション(幽霊ペンション)
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 福島県 翁島ペンション
廃墟好きさんの中では比較的有名物件の福島は幽霊ペンション、心霊系のアタックも多くてホントそういう系は勘弁して欲しい。イタズラ描きも年々増えて廃墟写真をヒッソリ撮りたい者にとっては天敵だ。だけど今の時期ならと思い雪深いこの地域に向かってみると道は積雪で見えなくなっているし寒いし、んにゃ深々と降る雪の中での廃墟はとても美しくて撮影は素晴らしく捗りましたでしたよ。
いつもより集中して撮影出来た良物件、翁島ペンションをレポートしましょう。
ウェブで見てモニター越しに何度もため息を吐いたり吸ったりしたこの画、やっとこさで見る事叶ったわけだけど恐らくこの雪の翁島ペンションは初撮影ではなかろうか。本当に美しかったですよ、初見で大変気に入りましてもう一度新緑の頃に来ようと決めましたです。
廃墟としてはまだまだ期間が浅く、心霊系アタックの馬鹿なエピソードは全部妄想の域を出ない内容。地元の方に話を伺ったところ、オーナーと言うか地主さんは現在も別の場所で別の商売をしているそう、心霊系の脳足りんアタッカーが地下のワインセラーがどうのとか首吊りがどうのとか、ホントにもう…。どの様な経緯で此処が残されているのかは知り得ないけど出来ればもう暫くはひそおりと残っておいて欲しい場所だ。
ああ、それと。
確かに地元の人もこの廃墟は有名で色々と噂は耐えない様です、んだどもその噂の殆どは現実的な「オーナーは何処何処の人で…」とか「借金が幾らで」…とかそんな内容だったりします、ぶっちゃけると周辺地域の方はこの地域自体の開発計画を知る人達なので直接お話を聞けば色々と知る事が出来ます。
有名な廃暖炉、整備すればまだ使えそうだった。気になるのはウザったい落書き、どうにか成らんのかと思うくらい1階部分も2階部分も沢山描かれていた。
広角で2階から1階部分を撮影、壁や屋根が所々抜け落ちてるので雪がペンション内に吹き込んでいた。その上手すりも何もないので滑って転んだらあらビックリな事態に成り得る、床も凍っていてツルツルぺったんなので怖い怖い。
地元の方の話では一時期は本当に工事車両が頻繁に往来したとか、それほどまでにこのペンションの建築が大規模だとは思わないのだけれどなぁ。
…と、この疑問は数年後に判明する事に成ります。
この場所までは膝より高い高さにまで降り積もった雪道を歩いて来た、到着する頃には正直疲れ果てていたけれど憧れの撮影対象という事も在って時間を忘れてパシャリパシャリ。
内部は随分と荒れていて手摺などの安全具が無くなっている、これは解体工事などが行われた訳ではなくて破壊行為によるものだと地元の方にお聞きした。
陽も暮れてきた、そろそろ帰る時間だ。薄暗く成ったペンション内で最後の数枚を撮影した。
色々と噂されるこの場所、何故か噂と共にペンション名が錯綜する程多岐に渡って語られている。「幽霊ペンション」とか「グリーンランド」とか呼ばれてるけどなんでだろう?普通に「翁島ペンション」と印刷されたスリッパとか色々と落ちてるのに…。
最後に。
猪苗代町役場の総務課と税務課の見解としてはこの建造物の建設当初から「個人宅」などとは認識してはおらず、商用施設(宿泊施設)としています。ただ運用形態など詳細な事に関しては一切関知把握しておらず現在に至るとの事、出来る事なら営業されていた時代の写真でも入手したいところです。
いずれ、恐らくは随分と時間が経過した頃だとは思いますが追加エントリーとして詳細を再度調べて公開したいと考えております。再訪自体は近々行く予定ですので手掛かりが在れば調査のトリガーにしたいところ。またこの廃墟について営業当時を知る方、写真などを所有されている方は是非ご一報下さい。
2011.12.15 - 正式名称についての追記
廃墟好きの方なのか心霊さんなのか解りませんが多方面から頑なに「グリーンランド」が正式名称だと繰り返しメールを頂きます、幾つか呼名が在るってのはペンション時代に複数のオーナーがいたのかなぁ…とか想像出来なくもないですが。
まあ少なくともこのペンションが終焉を迎えた時点では「翁島ペンション」だった様です、既述しましたがペンション内に落ちているスリッパにはそう書かれています。
それから心霊さんへ伝言です。
・ オーナーはペンション廃業後市内で別事業を行われています。(現在は知らんよ)
・ この場所で自殺などの事件は一切在りません。
・ 地下室に繋がる階段は無いし、そもそも地下室も在りません。
※ 事件・事故及び建築(工事の着手届け等)に関しては行政に問い合わせて確認済みです
2012.12.26 - 現在判明している事を追記しました。
詳細を解明する為に行政へ協力を求めたのだけれど総務課、税務課共にこの建造物に関する記載資料は持ち合わせていないとの事。運用形態については把握していないけれど”家屋として認識しておりません”と回答を頂いた、つまりは商業運用だった事の裏づけは取れたのが幸いだろう。
個人所有の建造物である為、行政としてこの建造物をどうにかする訳にはいかず…かと言って招かざる来訪者が多数いるのは知っているので対策に困っている様だ。
有名な暖炉が残されているホール部分、このホールを囲みこむレンガの壁には沢山の悪戯描きが描かれては消され描かれては消されの繰り返しで随分と汚く成りました。また近年ではプリントシートを一面に貼り付け、それが剥がれて一層汚く成っている事も確認しました。
2010.03.06 - 積雪のペンションを撮影しに再訪しました。
アプローチ
翁島駅から県道206号線を猪苗代湖方面へ、翁島駅と県道48号線の間丁度半分ほどの距離に旧車道の枝道が在ります。言葉では表現し辛い場所(森の中)に在ります、地図を拡大して参照して下さい。
地図リンク
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