千葉県│房総半島T秘境
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 房総T秘境(高宕渓谷)
※ 2013年10月に行政の水質調査が入りました、資料写真撮影の為に新聞社さんと関西の出版社さんとの同行取材も同時に行いました。今後この地区への進入が制限される事に成るそうです。
※ 2013年4月以降、アプローチルート(未舗装)最後の分岐に「車両進入禁止」の柵が設置されました。地元民への聞取り調査で不法侵入や手前空地での不法駐車は即通報との事です。
※ 2012年5月11日発売のアウトライダー(増刊号)誌に特集記事にてこのT秘境と関の犬岩(房州往還・馬堀坂切通し/S秘境)が実名及び地図付で掲載されました。
ツーリングマガジン・アウトライダー Vol.54(2012年06月号)
http://www.bikebros.co.jp/ec-goods/1191150/
もうヒッソリとした雰囲気を味わう事は出来ないのかなぁ…水質汚染の可能性も危惧されます。
2006年の初訪問、2007年の初写真撮影の頃の状況を元に2010年にエントリーした内容です。追記としてエントリー以降も色々と調査して再訪エントリーにてこの場所の詳細なレポートを公開しております、興味が沸きましたら続けてお読み下さい。
千葉県房総半島、気候も温暖で過ごし易いこのマイナーな地域。お隣さんには国内最大の都市、東京都をウラヤマ視線。が、しかし。房総半島には結構良い所が在るのですよ、いや本当に。
今回ご紹介するのは地元の方からしてみれば普通の釣りスポット、知らない方にはちょっとした沢登りトレッキングなプチ秘境、通称T秘境をレポートしたいと思います。
このT秘境、実は秘境でも何でも在りません、普通の沢です。千葉県には全国でも独自の農耕法「川廻し」が在るのですがその遺跡と申しましょうか、県内では有名な川廻し跡「弘文洞跡」と同じ様な物ですね。2000年代に入り、林道好きが勝手に命名した「T秘境」、その名の由来はこの沢を流れる地区と川に由来してたりします。
※ 2011年以降、この場所の詳細な地図や正式名称がウェブ上で公表される様に成りました。
まあ隠す程の場所でも在りませんしカナリ有名に成ってしまっていますが今回は敢えて場所は伏せておきましょう、でも本当に直ぐに見つけらるので興味が在れば是非訪れてみて下さい。
有名に成り過ぎて訪れる方(県内県外問わずこの場所を知らなかった方々)が増え色々と問題も起きました、グーグル先生にお伺いを立てると沢山ヒットするので此方も興味が御座いましたら御参見下さい。
有名な物だと4×4軍団が車で車両進入禁止区域に入り、それをネット上に公開した事で少々この場所についての議論が発熱した事が在りました。と、同じ頃県内の若い方達がここでBBQしたりキャンプしたりと騒いだお陰で地元民から警察に通報されたりオフロード車で沢内を爆走したり…現在(2012年)では下火と成った場所ですが色々と問題が山積している所だったりします。
沢屋のコースとしても途中区間が入っているので普通に在る区分には問題は在りません、しかし川を歩き慣れた沢屋さんなんかだと物足りない場所なのでオススメ出来ません、奥多摩の方がまだ秘境チックな場所が盛り沢山だったりなのです。
留意点
この場所(滝)には正式名称が在ります、数回メールにて質問されましたが自然の滝ではないですよ。川廻しに関してはグーグル先生にお聞き下さい。またこの場所の全ての支流、滝には名前が当然ありますが公開は致しません、メールでもお答え出来ないのでご了承下さい。
図書館の地域民俗学の本には全て載っているので調べるのも楽しいと思います。
※ 2013年現在では皆さんご存知の様なので詳細レポートの方で公開致しました、一番有名なこの滝は正式名称「黒滝」と言います。他の滝は詳細レポートを参照下さい。
岩屋さんや沢屋さんには申し訳ない位イージーな滝登り、いや坂登り。お遊び感覚で登れるので気軽です(乾季ならロープ要らない位の傾斜)。風景も確かに綺麗だし人工開拓された後の自然としては素晴らしいロケーションを楽しめます、少々道をそれると旧道(現在は川)にも通じます。オブローダーの方には入門編としてもオススメ出来ますね、また訪れるなら5月~7月が良いですよ。水量と流れの強さ、ポットホールに留意して楽しんでほしい場所です。
またこの川沿いには川廻しが3箇所、川廻しの滝が3つ、支流が5本以上、発見が難しい廃道が数本在ります。廃道は3つの内の1つの川廻し周辺が明治時代に牧場として使用されていたのでその付近に在ります、他にも沢屋さんなら見付ける事が可能な枝が幾つか在ります。
※ 再訪エントリーで詳細を掲載しました、後述のリンクを辿って下さい。
留意点
この場所(滝)には正式名称が在ります、そして珍しい事に房総で唯一の「牧場の為の川廻し」です。ここは秘境では在りません、近年の、しかも新しい川廻し。造成期は明治20年代で農業用川廻しではなく、牧場用の川廻しとして人工的に作られた場所です。この場所が世に知られる様に成ったのは1980年代後半、川や川廻し、地域民俗学とは全く関係ない分野の専門家による調査のモブとしてでした。
その後縁在って行政の方と水質調査に同行しました、その時は雨の中カナリの上流まで行きましたが驚く事にその場所でもゴミを発見しました。せめて持ち帰ってほしいと思います、折角綺麗な場所なのだから長く楽しみたいじゃあーりませんか。
※ 水質調査には2009年、2013年と同行しました。
2011.10.02 - あれやこれやの再訪エントリーでおま。
この川最大級の支流、右俣第一支流。その割には滅多人が入らない支流にのこのこと訪れたのだけれど予想以上に面倒くせぇええな行程で最後は自然の堰で終了、本来ならその奥に名の付いていない滝が在るのだけれど…これは行政の方と改めて地図に載せる為の調査協力で何れ再訪予定と成っております。
人工的に造成されたこの区域、川廻しの造成で残された滝の数々をご紹介します。メジャー化したので色々と正式名称を書いちゃってますので今後の来訪参考にどうぞ。
このT秘境の誕生の大本ネタ、房総半島唯一の「牧場の為の川廻し」の現場へ向かいました。牧場跡の今がどうなっているのかを確かめに。
何枚か写真を置いていきます。
2010年以降はウィキペディアにも登場しました。
高宕渓谷 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e9%ab%98%e5%ae%95%e6%b8%93%e8%b0%b7
アプローチ
秘境及び危険物件は自然保護と建造物保護、安全確保の為に不掲載としています、申し訳御座いません。
地図リンク
秘境及び危険物件は自然保護と建造物保護、安全確保の為に不掲載としています、申し訳御座いません。
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