千葉県│房総半島 - S秘境(関の犬岩)
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 千葉県 房州往還・馬堀坂切通し
房総半島には以前ご紹介した「T秘境」と一緒に取り上げられる場所が在る、それが今回のレポート、通称「S秘境」だ。このS秘境はずっと以前より沢屋さんや地域文化を勉強されている方は元より地元の方にもよく知られる景勝地だった。
最近では「ぐるっと千葉」2008年の1月号にも紹介されていた、また地元の方がこの場所を「S秘境」などと良く解らない勝手に命名された通称名を嫌っている為、正式名称や場所などは隠さずレポートしたいと思う。
それでは改めて。
房総の景勝地、「関の犬岩」を皆さんにご紹介したいと思う。
この場所は房総の旧街道の一部です、房総半島には房総往還(呼ばれ方は年代や使用する人物の役職などでコロコロ変わります)と呼ばれる江戸と房総半島を繋ぐ街道が幾つか在り、その内の一つだった嶺岡往還がこの場所に到る旧道と言う訳です。
「馬堀坂切通し」や「貝殻坂切通し」が美しいこの場所は何時の頃からか「S秘境」と呼ばれる様に成り、直ぐ近くのT秘境と一緒に個人サイトに掲載されています。そして諸々の事情が在ってT秘境の場所が隠され、ついでにこの関の犬岩も隠される様に成ります。
因みにこの犬岩、年々侵食が進んでいるそうでそう遠くない内に倒壊する可能性も出てきているのだとか。昔の様に山神が祀られでもすればその時間は延びるかも…しれません。
この付近には実に多くの旧街道の痕跡が在ります、「馬継ぎ場跡」や「橋の柱穴跡」、「馬の洗い場跡」などがそうです。またこの場所から前後してとても素晴らしい渓流風景が見れます、沢歩きをしてみるのも良いでしょう。
この場所を調べてみると実に沢山の歴史に触れる事に成ります、また関では並んで有名な「姥石」も伝記が興味深く、千葉県民なのに知らない事が多いなぁと実感させられます。
関の犬岩や姥石の周辺はのんびりとした農村風景が広がる穏やかな地域です、訪れる際は十分に配慮して下さいませ。
個人的にはこの「姥石」が気に成るのですがその内詳細をレポートしても良いかなぁと思っております、一応参考サイトのリンクを置いておきますので是非お読み下さいませ。
富津市の歴史 - 関の姥石について
http://www.geocities.jp/marusyou03/sub33.html
アプローチ
県道88号線からは2本のルートが在ります、今回は一番解りやすいアプローチを。地図リンク1から私道に入ります、私道の終点付近に左側に民家、右側に川へ降りる獣道が見て取れます。その獣道を下ると地図リンク2の場所と成ります。
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