千葉県君津市 │ 岩後の廃屋
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 大坂地区 - 岩後の廃屋
今回は房総半島の廃屋に行って来ました、と言っても全く前情報なしでの訪問でして。2010年の年末に行って来た「旧房総自然博物館」のエントリー、アレの所為で新しい「行ってみたレポート」の楽しみを知ったのです。
以下のエントリー、
この時の発見の方法と言うか発見に至る過程と申しましょうか。まあ、簡単に言えば暇な時間を見つけてはグーグルマップやヤフーマップで「写真」モードでブラブラと山間部を空中散歩するのです。
何と言うことでしょう。
巧みの技を使わずとも山深い場所にポツンとぼっち属性100%の廃屋さんが見つかるでは在りませぬか、コレは何れエグゼクティブな紳士のみに許されたブリリアントなひと時を過ごせると言うマトボッククリを発見出来るかもしれない。
それでは今回の物件です。
今回も冬場ネタとして房総半島を鼻歌交じりに空中散歩して別件探しをしておりました。5分ほどブラつく、すると何やら気に成るブツを見つけました。
少しズームしてみた、うん…やはり山中にポツンと建てられた家らしき建造物が見える。でも道在るのかなぁ…、まあ無くとも行くのだけど。
物件として認定、拝みに行くぜぇ。首とか脚とかちょっと人前で言うには恥ずかしい僕の[禁止事項です]とか洗って待って居やがれよー。
地図モードにすると道がない事が解る、旧道+廃屋決定。野良(勝手に廃屋や廃墟に住み着いている方の事)が居る可能性も低そうだ、基本野良の方はホテルとか旅館の廃墟に居て山間部の廃屋などに住み着かない。野良といえど利便性は大切だろうし。
まずはいつもの様に国土地図さんにお伺いをたてましょうか、国土地図を利用する時は基本全裸に成ります、ビジネスマンのマナーです。
さすが国土地図さんやでぇ、廃屋もバッチリと記載して在る。これで安心して現地まで行ける、この間々朽ちてゲル状に成る前に…、
逢いに行きます。
車で行ける所まで行こうと廃屋に繋がるであろう道を進む、すると地図の通りY字路が現れた。地図上では右側だ、空きスペースに駐車して廃屋に向うとしましょうか…
ってアレ?ココ、なんか来た事在る様な気がするのだけど気のせいかな…。
デジャブを雉打ちした穴と一緒に埋めて暫く歩くと見事な廃道が姿を現しました、とても車が登ってこれる場所じゃない…小振りな2ストジムニーさんでも厳しい。しかし途中から気に成るタイヤ痕が目立つ、よく知ってますよ。僕も事故の前は良くやってましたから。
幼女風に言うと、
(特に意味は無い)
オフ乗りが道なき道や兎に角酷く荒れた道を乗ったり押したり落としたりしながら進む怒変体ジャンル、酷道。何本も在るじゃないですか、オフ車のタイヤ痕が。その辺に落ちてないかなー、KTMとかWR(450限定)とか。
嫌な予感がして来た。
途中シッカリと積まれた石垣の用水路が姿を現す、昭和初期~中期の造成っぽいが特に興味が無いのでスルー。それよりも段々と嫌な予感が増してくる、コレはまさか…。
結構な急斜面なのだけれど解り辛いでしょうか、そしてこのカーブを越えて僕は愕然とします。来るんじゃなかった…。
ゲゲゲポストじゃーん、どうりで来た事在る様な気がしてたよ。酷道さんやり始めの時に逆ルートから走って来た場所だココぉー。
つまり、コレから行こうとしてる廃屋…それも勿論知ってるわけでして。
お前だったのか、空中散歩で見つけた廃屋はお前だったのかよ。
ご存じない方には申し訳ない、この時点で僕のヴァルキリーは飛行形態に戻り直ぐにでも自宅で一杯やりたい気分に。
一応探索しましょうか。
廃屋の脇にこの廃屋に住んでおられた方の裏庭が在ります、その裏庭に向う道がこの写真。道といっても人の踏み跡で作られているので雨が降ったら即マディです。
スッカリとやる気を無くし、テンションも僕の[禁止事項です]も下向きですが写真だけは収めておこうか。いっそ全裸で踊ってみるか…いや、やめよう。街中じゃあるまいし…人の居ない所で全裸の舞など意味無き事よ…。
謎の廃屋は酷道ライダーにはすっかり知れ渡っていた例のハウスでした、まあ霊も出そうだけど。その後の卓上調査でこの廃屋の持ち主や時代背景は解った、廃屋となった経緯や時期も調査済だが特に記載するエピソードでもなかろう。
もう2度と来る事が無いであろうこの廃屋を背に、事前調査の大切さを改めて痛感させられた、次からはいつも通り事前調査後の訪問を心掛けようと思う。
はあー、早くウチ帰ってパオパオチャンネル見なくちゃ。
アプローチ
国道410号線、北は上総松丘駅と南は三島ダムの丁度中央の辺りに廃屋へ向う枝道が在る。地図を参照、最後のY字路は右側へ。車での侵入不可能、オフ車(そこそこ乗れる方)でなら楽しいアタックが可能です。
photograph - nee
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