茨城県 │ 明野劇場(明野ミュージック/明野第一劇場)
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 明野劇場
今回はエロいです、エロを見に車内を男っ気ムンムンさせてやって来たのです。何処に来たかと、そう皆さんは仰るでしょう。昭和の謎生業、ストリップ劇場の廃墟なのです。地元では心霊スポットとしても有名らしく、ならば下半身を露出したセクシーなゴーストを激写してやんよ、です。
この明野劇場、裏町営とも噂された曰く漂う物件でして、胡散臭いウチの撮影チームが潜入するにはウッテツケなワケでして。
この地域には営業当時全く娯楽施設が無く、最寄り駅から3キロ以上離れた森の中にポツンと存在していたみたい。ヒッソリと男達の歪であわわな妄想を具現化するべく、毎夜ムーデーなムージックでセクシーなボデーを露にする舞姫達が狂い踊ったとか。
それではそんな魅惑の空間へ、ゲラウトヒア。(さあ、帰ろう←提案)
今日の僕は一味違う、今日の愛機には特別な邪気を漂わせた邪気眼レフ仕様。コイツとなら、きっとコイツとなら舞姫の残留思念を捉える事が出来る筈…ククク。
ナイスデンプシー。
この廃墟の美しさは∞だ、きっと舞姫建ちもステージで腰を8の字に描いた筈。畑仕事を終えた男達は田んぼルギーニ(軽トラ)を駆り、夢の世界を垣間見る為に通いつめたのだろう。
この廃墟、明野劇場。実は色々と問題を抱えていた、と言うかトラブルの多い営業状態だった。店側と客のトラブルは当然の事、先程も書いた行政との…おっとこんな時間にヤフオクの商品でも届いたのかな。
見て頂くと解るのだけど火災に遭った物件です、まだ営業していた時代の火事でその後に閉店。現在まで放置され廃墟となった。
いつ頃の開店か迄は力及ばず不明なのだけれど火災に因る閉店は1995年(推定)、それまでも「明野第一劇」→「明野劇場」→「明野ミュージック」→「明野第一劇場」と改称せざる得ない運営形態をしていたと聞く。
更衣室もご覧の有様、火災後の廃墟って南アフリカで逃げ迷ってた頃を思い出しちゃうのですよ。
この空間が良く解らない、楽屋なのかゲスト(客)の別室娯楽場なのか…。10畳ほどの畳の部屋だった痕跡が。手前は支柱やブレスの抜けた廊下が伸びる、作りを見る限りゲスト用では無いのかなぁ。
チケットルームと簡易事務室だったと思われる狭い空間、裏には電盤が残されていた。
ココで多くのポロリへのチケットが販売された事だろう、明野劇場無き後…日本男児がポロリを拝むには教育テレビしか残されていない。
一気に頂点へ達する熱いパッションを抑え、2階へと駆け上がる。しかし美しいな、この廃墟は。いつの間にか邪気眼レフは通常運転へシフトしていた、そして2階に登りつめた時…僕はこの廃墟の美しさを再確認する。
\(^o^)/
果てた、真っ白だ…燃え尽きちまったよ(火事的な意味で)。ココには映写室と言うか音響と演出ライトの管理室が在った様だ、旧式のフィルムも転がっている。上階から見下ろす店内は…うん。見ろ、備品がゴミのようだ(火事的な意味で)。
先程の隣の部屋、燃え残った備品からは何に使用されていたかは解らない。
尿意が。
そう言えば先程トイレを発見していたので向う事にしよう。
予想外デス。
ええー、なんでトイレがこんなに綺麗なの。おい、どうすんだよ、尿意が引っ込んじまたろうが。なんか外からソーラレイ差し込んでるし。
神々しい、こんな神々しい便所は初めてだ。
一頻り便所でシャッターを切り続けるもののやはり僕も人の子、尿意が再度押し寄せて来た。こんな神がかった便所での放尿のチャンスは逃しては成らない。
「爆ぜろおお」ジョロロロ
ふぅ。
ご馳走様でした、凄く…エロかったです。
風化が進んで安全に見れる時期はとうに過ぎた物件だ、探索は各々注意して欲しい。この店舗の裏側には簡易宿泊室(スタッフ用と思われる)やボイラー棟、物置などが朽ちていた。
また入口や周囲には不法投棄が目立つ、旬を過ぎた廃墟だからだろうか…行政の手が入るのが先か、自然倒壊するのが先か。気に成った方は早めの行動が吉かもしれませんです。
さて、場所ですがちょっと解り辛い位置に在ります。まずウェブ上に転がっている住所が旧住所だったり番地表記に誤りがあったり目印に勘違いが有ったり。
よく「ホテルB.O.Bの裏手」と紹介されてますがコレが勘違い、ホテルB.O.Bが在る裏手の私道より更にもう一本奥の私道に成ります。更に言う成れば「ホテル松乃実の裏手」が正しい目印表記ですね。
私道入口には地図表記で必ず現れる「松原鉄工」が在ります、県道からは数百メートル奥に成りますのでモバイル端末やナビが有れば問題はないと思います。住所は以下の通り。
茨城県筑西市新井新田74
(現住所表記、旧住所表記では茨城県真壁郡明野町新井新田74と成ります)
アプローチ
上記参照して下さい。
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