千葉県│二入隧道
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 二入隧道
2007年頃だろうか、特攻系林道ライダーさんからアチコチの林道と隧道を教えて頂いていた。その中には僕が滅茶苦茶興味を持った物件も在り、教えて頂いた物件で過去にはこんなエントリーもしている。
今回はその中で個人的に余り興味が無かった隧道をご紹介する、何故か大手の隧道サイトや廃道サイトで「ココ結構Eでっせ」とのお墨付きを頂いている「二入隧道」のエントリー。僕的には以前ご紹介した、
や、六本木林道の入口の隧道の方がデカくて素敵。まあそれでも行ってみない事には始まらない、ペロっと頂きに行きましょうか。
二入隧道を紹介するサイトは結構沢山在る、その中でも「トンネルコレクション」さんや「山さ行がねが」さんが解り易く勉強に成る。
トンネルコレクション - 君津市二入の隧道
http://xxxxxxxxtunnel.xxxxxxxx.jp/tentative-name_kimitsu_futairi/tentative-name_kimitsu_futairi_1.html
山さ行がねが - 君津市二入の廃隧道
http://yamaiga.com/tunnel/futairi/main.html
この隧道の詳細は此方のサイトで確認して頂くとして。ウチはまあどうだろう、ちょっと写真撮りに行こうか…的なノリで現地に赴いた。
ほう、こりゃ随分と旧道ちっく。同地区において比較的低い場所を切り通しで開いた道の様ですね、山間部での道の開通って本当に大変で開通当時もさぞかし沢山の人員が割かれた事でしょう。
見 え た 。
左側の登りは迂回路として薄っすらと獣道が残る、今では通行する人は全く居ないだろう。
しかし随分と背の高い隧道だ、山間部の隧道は人専用だと1600mm~2000mm位の高さ、もう少し高いモノは馬に乗って通過する為に3000mm弱で作られる事が多い。
この二入隧道は昔の市街道と比較的大きな旧道を結ぶ道だったのだけど乗馬通過するにしても有り余る高さだ。
確かに背の高い隧道は沢山在る、それは川廻しの為の掘割だったり工具、材料を運ぶ為などの他の理由が必ず存在する。掘削技術の乏しかった時代は出来る限り合理的な掘削を心掛けた筈だ、と…すれば。
コレだけ高く掘る理由は必ず在った筈なのだ。
隧道を抜けた向こうは廃道として現在も残っている、進んだ先は房総スカイライン。
現在位置 - 地図リンク
廃道終点 - 地図リンク
隧道を抜けた地点から振り返る、右側がそれ。左側はちょっとした窪地で小さな穴が開いている程度、何の為かも解らなかった。
縦構図。
緩やかな斜面に掘られている事が解る、周囲には民家や畑が切迫していてその内切り開く為に崩されてしまうかもしれない。実際直ぐ近くを通る房総スカイラインの建設時には隧道、滝、廃道など多くの物が消失したと聞く。
房総にはとてつもない程多くの隧道が残されているけれどこの二入隧道も何時の日か忘れ去られるのかなぁ。
お手軽物件「二入隧道」、結構なお手前でした。
アプローチ
国道465号線を二入増圧ポンプ場、二入の集落ないに入ったら集落内唯一の商店「井戸店」先のT字路を左折し行き止まりまで。そこから徒歩にて3分ほどで隧道が顔を出す、因みに廃道を房総スカイラインまで歩くと片道30分位掛かります。
地図リンク
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