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岩手県│ラサ工業田老鉱山跡 田老鉱業事務所(明星大学田老鉱山資料館)
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 田老鉱山 田老鉱業事務所跡
田老鉱山の関連物件で概観が近代建築の為に以外と人気が無い物件が在る、それが旧田老鉱業事務所、後の田老鉱山資料館(明星大学運営)だ。手前に作業倉庫と車庫、一番奥にこの事務所跡が残るのだけれどどうしてか廃墟サイトでは余り取り上げれる事が少ない様だ。
※ 2012年中盤から取り上げるサイトが増えました、しかし内部は崩落が進み危険な常態です。
これまでの田老鉱山関係のエントリーは以下より。
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まずはこの建造物の位置関係を説明しようか。
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イエローポインタの場所が事務所だった場所、元々はこの場所に事務所は存在していなかったのだけど鉱山後期にRC5階建てとして建築された比較的新しい物件。崩壊が特に進んだのは近年10年(1990年代後半~2000年代下一桁)らしいのだけどその辺の詳細は判明しなかった。
もう少しズームした位置関係を参考にレポートを進めていこう。
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選鉱所へ向かうT字路を逆の左に折れると今回の物件が見えてくる、手前から作業倉庫、車庫、旧事務所と成っている。この他にも過去には建造物が在ったのだけど現在はこの区画には3棟のみ、概観から紹介していこう。
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PLフィルターにゴミなんか着いてないんだからね。(小さな点がね)
一見するとまだ現役施設かと思う位普通、ホント普通。だけれども航空写真で確認した限り屋根部分の大崩壊は確認出来る、近づくと外壁にも無数のクラックが入っているし実は崩壊が近いのかなぁ。
※ 2014年確認、外壁の一部が崩れ落ちています。
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右奥が作業倉庫、施錠されているけど中を見る事は可能。だけれどもレンズ付け替えて撮影するまでもないかなぁとスルー、僕はさっきからチラチラと目に入る車庫に収まる車両が非常に気に成っていた。
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ゴーマルじゃないですかー。
うひょー、しかもFJ56Vのオリジナルカラー。かっけー、欲しいー。これ下さい、レストアします。過去にBJ41V幌、BJ42長箱と乗り継いだけど状態の良い50は全くお目に掛からず入手する事が出来なかった。廃墟見に来てノスヒロ魂が再燃するとは思わなかったさ、思わず管理の方に「あれ、欲しいんですけど」って本当に迫ってしまいました。
※ 本当に管理の方や関係者に聞いたのですが所有者がハッキリしない様でして、この状態ないらレストア可能なので勿体無い…ゴーマルってば本当に貴重なんです。
久し振りにSJ30でも欲しいなぁ、いやココは大人っぽく遊び心溢れるSJ40か。
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それた。
それではちょいとお邪魔しましょうか。
中は天井が崩壊した為にその階下まで侵食が進んでいた、コンクリートは所々剥離して鉄部の酸化は予想以上に酷い。階段もこの通り、因みに1階(本当は2階部分)部分は床が腐っていてウッカリすると落ちるので気をつけて進んだ。
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ガラスが割れた部屋に関してはこの様に自然の侵食が進んでいる。
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鉱山の鉱業事務所から明星大学の田老鉱山資料館に鞍替えしたのが1975年、翌年には一般にも開放したと話を聞いたのだけどウェブに転がっている記録と上手く合致しない。管理会社の方の中には実際にココで働いていた方(と言っても閉山処理に従事した程度)が居たのだけど詳しく話しを聞く時間が無かった、勿体無い事をしたなぁ。
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4階部分に到着、成る程…確かに崩壊が進んでいる。そう、進んでいたのだ。この建造物の屋根が崩落している事は以前より知ってはいた、幾つかのサイトでもこの崩落した現場の写真が掲載されていたのだけど数年前の写真と比べると更に、大規模とは言えないけど随分と空を仰ぐ部分が拡大していた。
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そう言えば松尾鉱山では雪が降っていた、東北の秋は短い。直ぐに真っ白な世界が寒さを風に乗せてやってくる、そんな世界を撮ってみたいけど何しろ遠いんですよ。関東から東北の物件目指すと片道800キロは覚悟しないと。
そうそう、この事務所。
実はこの5階部分から鉱山の抗口に入坑出来るのです、裏手の抗口間際にこの事務所を建設するのはそのアクセスを簡易化する為でも在った様で現役稼動時は沢山の鉱夫がここから入坑したと聞いた。
抗内軌道は508mm、全国の鉱山で使用された鉱山起動軌間610mmと508mmの内田老鉱山は508mmを選択した様だ。
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田老鉱山が閉山してラサ工業が撤退、その明星大学が管理したものの名ばかりの「田老キャンパス」。実質的な運営は数年しか続かず結局は宇宙線観測所として稼動するのみと成った場所、今後どの段階で解体されていくのかは解りませんが自然に因る侵食崩壊の方が先の様な気がします。
見るなら今の内、この廃墟も写真の中だけの存在に成りそうです。さて次回は引き続き田老鉱山の関連施設「田老第二小学校跡」をレポートしたいと思います、田老鉱山関係もう少し続きますよ。
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アプローチ
エントリー導入部を参照。
地図リンク
https://goo.gl/maps/cmSKl
photograph - nee
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