茨城県│鹿島鉄道 坂戸駅
滅びの美学 [ 廃墟・廃屋・遺跡・廃村・廃道 ] 探索 - 鹿島鉄道 坂戸駅(旧関東鉄道鹿島鉄道線/坂戸駅)
全4回で廃線「鹿島鉄道」の駅舎を紹介して来た、本日はその最終回と成る。最後に取上げるのはロケーションは勿論の事、駅舎に残る悪戯書きが心に沁みるハートフル廃駅。しかも駅舎前にはレールも残されていて廃要素も高い、この駅も是非再訪したいと思う素晴らしい景観だった。
前回までのエントリーは以下よりどうぞ。
撤去が進む鹿島鉄道では珍しくホームと駅舎、そしてレールの全てが残された廃駅。1988年公開の映画にも撮影で利用されたとの事で当時の映像や画像を探してみたが、うん…確かにこの駅だ。1931年2月1日に開業、場所が兎に角解り辛いので訪問時は現地の人に聞いた方が良いかも。
ああ、レールが残ってるよ。廃線に成るとどの建造物より最初にレールが撤去されるからなぁ、土地や道路の再整備って理由で最初なのは解るけど今回の様に全部が残ってるのは珍しい。
この場所も夏に成ったら再訪だ、やはり廃は自然と一緒でこそその真価が発揮されると常々思ってる。願わくばレールが無くなりません様にと。
鹿島鉄道 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e9%b9%bf%e5%b3%b6%e9%89%84%e9%81%93
鹿島鉄道線 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e9%b9%bf%e5%b3%b6%e9%89%84%e9%81%93%e7%b7%9a
坂戸駅 - ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e5%9d%82%e6%88%b8%e9%a7%85_%28%e8%8c%a8%e5%9f%8e%e7%9c%8c%29
で、この駅は3拍子の他にもう一つ。素晴らしいアートが数々残されています、ミリ単位の小さな物から非常に目立つ大きな物まで都内のグラフィティとは違った、そう…心を揺さぶる悪戯書きが沢山残されているのです。
こわいわ。しかしこの垂れ具合、プロの仕業か。
そう、彼は暗算が出来なかった訳では無い。確実な実証が欲しかったのだ。答えよりプロセスに重きを置き、そしてより確かな答えを導いたと言っても良い。
この白文字へのレスポンスが凄い、しかし一番凄いのは横向きに書かれている事だ。縦ではなく「横向き」、寝ながら書いたのか。
これだった、色々と沁みた。突っ込みどころは概ね2つ在る、が突っ込んだら負けな気がした。
さてと、今回のエントリーで廃線と成った鹿島鉄道の駅舎レポートを終えようと思う。レポートと言っても有名物件だし鉄っちゃんでも無いので現状報告程度、廃として見て頂ければ幸いと思う。廃駅って直ぐに撤去されてしまう物が多い中、この鹿島鉄道はもう少しの間だけ楽しめそうだ。撤去まで残された時間は少ないけれど是非訪れてみて欲しい駅舎の数々でした。
アプローチ
霞ヶ浦の上方を通る国道355号線、羽生市外に在る3の信号交差点(鉾田方面からは最後、石岡方面からは最初)を霞ヶ浦方向へ折れる。突き当たりに駅舎、付近に関連遺構が残る。
地図リンク
https://goo.gl/maps/pfKjJLXujcQ2
photograph - nee
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